こんにちは。
当院に来られる患者さんの中にも、時々ビックリするような口腔内の方がおられます。
上下左右の奥歯が虫歯で崩壊して、あるいは抜いたままで、かみ合わせは下がり、かみ合わせの歯が歯茎に刺さって骨が吸収し、上の前歯は下の前歯に突かれて前に出て。。。そうなると、上の前歯のかぶせなどは力に耐え切れずに脱離します。。。で、来られて「ここだけ付けてくれ」と、言われます。当院のスタッフが「このままでは何度付けても落ちるので、ちゃんとされた方が良いですよ」と、お話をしても大抵は「仕事が忙しくて時間が無い」と。。。
確かに、仕事は生きてく上で収入を得る手段としてとても大事です。が、よく考える必要が在ります。
会社からすれば、こういった「自分の身体の健康をも顧みずに働く社員」は、とても都合がいいでしょう。いわゆるモーレツ社員ですから。
私は時々患者さんに問い掛けます。。。「では、あなたが会社を60歳で定年退職したあと、会社はあなたが仕事の為に犠牲にしてきた健康や歯を補償してくれるのですか?もちろん退職金は大なり小なり貰えるでしょう。ですが失った歯と健康は戻ってきません。会社としてはこれから失った健康を取り戻すのにお金のかかるところで放り出せる都合のいい【使い捨て企業戦士】でしかありません。
現在では、歯周病がアルツハイマー型痴呆や、リウマチ、心臓疾患などの原因となっているコトが証明されています。そして現在の平均寿命は80際を超えています。60歳で定年退職し、退職金を手にして悠々自適のはずが、アルツ発症で施設で介護暮らし。。。これが人生の最後では悲しくありませんか?私は最期まで、それこそ死ぬ前日まで自分の口からモノを食べて、あー色々あったけど良い人生だったな。。。って、思って死にたい。だから朝晩に歯を磨き、時々スタッフに歯石を取ってもらいます。あなたはどう思いますか?」と。
私はインプラント担当医として、現在でも鹿児島をはじめ、他院でインプラント治療を担当させて頂いておりますが「インプラントがあるから自分の歯が無くなっても大丈夫」ではありません。インプラントが最高の治療では無いのです。一番は自分の歯を大事に残すことです。
現在、当院の診療スタッフは全員が資格とキャリアを持つ歯科衛生士です。歯周病認定衛生士の資格を持つ衛生士も在籍してます。
そして、なにより医科からの「歯医者で歯周病治療をちゃんとさせないと生活習慣病は治らない!」と言う声に厚生労働省も重い腰を上げ【かかりつけ強化型歯科診療所】と言う施設基準を設け、この【か強診】の基準を持つ歯科医院では、歯周病の定期メンテナンスを保険給付で受けられる様に昨年4月よりなりました。まだ当院を含め、全国平均で15%の歯科医院しかこの基準に達していませんが、お近くにもあるはずです。
【使い捨て企業戦士】にならないうちに、ぜひ歯のメンテナンスを開始してください。
今日は熊本は気温36度の厳しい暑さの予報となっています。お出かけの際は、水分補給に気をつけ、熱中症を予防しましょう。