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碧い蒼い島暮らし

奄美大島に移住してシーカヤックガイドをしながら、島の暮らしに七転び八起する生活ブログ

 2019年の冬から狂い始めた世界の歯車。新型コロナウィルスは一体どこへ落ち着くのでしょう。奄美大島もあらゆる行事が中止となってしまいましたが、いま、いっとき落ち着いているような気配。東京の急激な感染確認者減少は不気味ですらあります。でも、いまならばと、島の秋の目玉、種下し(たねおろし)を、簡略化してでもやろうよと声が上がり、ささやかに唄が響いたのでした。

 

2021年 10月 久しぶりに鳴り響く八月踊り

 

 実に2年ぶりに唄うので自分はぎこちなかったですが、みなさん元気な顔をされていて、やはり祭りはいいなと改めて思うのでした。

 

 集落の公民館には春まで大きなガジュマルの大樹がありました。しかし根が周辺の屋敷を壊し始めたため、総出で伐採をしたのです。シンボルツリーのような大樹の消失は寂しかったですが、どんな生き物も環境の限界の前には、最後を迎える運命なのでしょう。環境を壊し続ける人類は大丈夫でしょうか。

 

2019年8月の満月に浮かぶガジュマル

 

2019年10月 月と皆さんとガジュマル

 

今回、生活館(公民館)の庭で踊ったとき、ふとその大樹が妙に切なく感じたのです。まるで更地になったそこにまだに大樹があって、久しぶりに聞こえた島の唄と踊りを喜んでいるような感覚。ああ、木はなくなってしまったけど、以前は大樹に宿っていた、島を見守る神様がそこにはいたのかもしれませんね。