『#真相をお話します』

結城真一郎 著

(新潮社・2022年6月・図書館)

 

 

5編のミステリ短編集

 

「惨者面談」

 家庭教師の派遣サービス業に従事する大学生が、とある家族の異変に気がついて

 

「ヤリモク」

 娘のパパ活を案じながらもマッチングアプリに勤しむ中年男

 

「パンドラ」

 不妊に悩んだ末、授かった娘。夫婦は精子提供を始めるが

 

「三角奸計」

 リモート飲み会に興じる学生時代の腐れ縁

 

「#拡散希望」

 人気YouTuberを夢見る、島で4人だけの小学生

 

 

 

昨年の本屋大賞にノミネートされた作品。

そのときに図書館で検索したのですが見つけられず、

入っていないのねと思っていました。

最近、ブロ友さんの記事で見つけ、もう一度検索してみたら

ちゃんとありました。

なぜかは不明です(検索の仕方が悪かったのか、後で入庫したのか)

 

それはともかく、どんでん返しの効いたミステリー、面白かったです。

サクサクとストレスなく読めました。

 

マッチングアプリ、リモート飲み会、YouTube・・・

ネット社会はらではの展開とトリック。

真相が明らかになったかと思うともうひとひねりがあったりと、

現実的かどうかはおいといて、小説としてとってもよく出来ていました。