夏の夜 | 認知症ケアについて徒然と書いていく、あららさんのブログ

認知症ケアについて徒然と書いていく、あららさんのブログ

このブログを通して、あ、認知症って怖いだけじゃないかもしんない。への一歩につながることを密かに期待して徒然と書いていきます。

8月13日、盆ですね。
そう、私は夜勤でした。

いつものように一時間おきの巡視。
12時頃、部屋を覗くとFさんが頭を逆にして寝ていました。
「あそこに若い女の人がいるから、みているのよ」

・・・

お盆で帰宅されている方のベッドの下を指差すFさん。
結局夜中も寝れずに一点を見つめてたFさん。
幻視とかない方だからかなりびびった私。

カウンターで仕事してるとふらふらと自室から出てきたAさん
ソファーに座ってもらい、ヤクルト手渡し、飲んでもらう。
いきなり天井指差して、

「あら、なんな」
「ういとるよ、人間が」

!!!さすがに言葉失う私。
もちろん何も見えません。
それを言い残して部屋に戻るAさん。
午前一時、起きている人は私だけ。
ありえないくらいの恐怖!

やっと交代で一時間休憩。
TVつけまくる。

朝日を浴び、ようやくこの怖さから解放される~と思ってた矢先、Hさんが、庭園指差し、
「朝から三人で畑仕事。よう、がまだしなるな~」

いやいや誰もいませんから!泣

「あら、そうな!なら、盆じゃけ~でとるとばいな!ははは!!」




・・・・・・来年は絶対夜勤をはずしてもらおうと心に誓った数年前の夏の夜。