ご婦人は立ち上がるやいなや、私の肩をわしずかみにし
「私が揉んであげるわ
ここをね、こうもんで欲しいの、こねるんじゃなくてね、こう押してほしいの」
『ヒィ~ッ!!』![]()
「こうよ!こうよ!」
『ヒィ~ッ!!』![]()
この時点で私の自我は完全に崩壊された。
周りのお客さんや仲間から浴びせられる冷ややかな視線![]()
私は音楽にかき消されそうな、か細い声でわかりましたとだけ答えた
しかしなによりあせったのはその時見えた時計の文字盤
『時間もうあらへんやん!?』
既に三十五分経過
いわゆる最後の仕上げ的な時間
さっきの要望を満たしていては時間オーバーしてしまう
時間か!?少しの延長しての要望か!?
どおする
どおする
どおする
…
決断の結果
選択したのはベッドに座ってもらっての仕上げも兼ねた座もみ
『ではあちらを向いて座ってください』と座ってもらった矢先
ご婦人は服の上からではあるがブラジャーのホックををはずされた
何 故
今
ブラジャーをはずす??
ではなく
逆にブラジャーのホックをはめられていたのでした。
回転するのに少しでも邪魔にならないように……
しかし私がそれに気がついたのは
その日ではなく
他の仲間が生贄になった別の日でした。
お客さん時間ですよ……完