♨温泉万歳♨ -4ページ目

♨温泉万歳♨

旅の記録とか。

2011年秋訪問。


米沢八湯のひとつがこの滑川温泉
湯治場としても有名なんでしょうか。


ここ「福島屋」さんは名物の岩風呂に貸切できる檜風呂(いずれも露天風呂)、あと内風呂があります。
露天風呂にはやっぱり相応の景観を求めるものだと思いますが、ここの露天は名物を謳っているだけあって絶品です。


すごい迫力です。
荒々しく流れる川とかゴツい岩肌とか、宿の裏はちょっとした滝みたいになってますし、謎の吊り橋もあります。
そういう風景の中で入る温泉もまた格別なものであります。


また、ここらへんの温泉は、たどり着くまでのなかなかの悪路っぷりも有名でしょうか。
細くてクネクネしたガードレールもない山道が結構な間続きます。
なんせものすげー山奥ですから。


♨温泉万歳♨-福島屋 道中
こういう感じです。


♨温泉万歳♨-福島屋 部屋
部屋はこういう感じです。


素朴だけどすごく落ち着く部屋でした。
滝とかあってうるせーんじゃないかって思う人もいるかも知れませんが、風情があってすごくよかったですよ。
部屋から聞く滝の音もね。


んで、着いて早速風呂ですよね。
名物の方はなんか混んでたので、まず貸切の檜風呂へ浸かることに。


♨温泉万歳♨-福島屋 貸し切り露天風呂①
ハァ~ン


♨温泉万歳♨-福島屋 貸し切り露天風呂②
ア"~


ちょいとぬるめでいい感じでした。
若干濁ってて、湯の花が舞ってます。
泉質は含芒硝・銃創・硫化水素泉。あのタマゴの匂いもうっすらします。
至高です。


続いて内風呂。
写真撮ったんですがすげーブレてるんで割愛。
外風呂に勝るとも劣らない(当たり前だけど)良い湯です。
こういう良い湯に浸かっていると、ほんと日本人でよかったとしんそこ思います。


食事は全て部屋食。
こちらも山の宿的な、素朴で味わい深い温泉旅館料理に箸が進みます。



♨温泉万歳♨-福島屋 夕食
夕食



♨温泉万歳♨-福島屋 朝食
朝食


腹もくちくなったところでサケとか呑んでゴロゴロして、読みかけの小説をぱらぱら捲り、また風呂に入る。
やめられませんな。


名物の岩風呂ですが、宿から少し離れたところにあります。
夜中に行くとちょいと不気味かもしれませんが、静かな闇の中で一人名湯に浸かっていると、もうなんか全てがどーでもよくなってきます。
ギモヂー、んですよ。すごく。


こちらは朝の岩風呂です。


♨温泉万歳♨-福島屋 岩風呂①
岩風呂までの道のり

♨温泉万歳♨-福島屋 岩風呂②
朝の秘湯


♨温泉万歳♨-福島屋 岩風呂③
「気持ち良い」ただそれだけ。最高。



ただですね。
ここでひとつ気分悪くなることがあったんです。
まぁ、これは福島屋さんには関係のないことなんですが。


このとき実は先客がいて、そいつがこの最高の岩風呂でタバコ吸ってたんですな。
腹が立ったので、おめーこんなとこでタバコとか吸ってんじゃねーよと、注意したらそそくさとどっか行っちゃいましたがね。
吸い終わったのそこらへんにポイ捨てなんかしたらぶん殴って近くの川に流してやろうかと思ったんですが、さすがにそこまではしてませんでしたけどね。


こういう山奥だからこそ、マナーとかモラルとかきちんとわきまえて欲しいですね。
誰も見てなければタバコ吸っていいような場所じゃありませんし。

まぁ、フルチンでいきりたってる自分も異様に見えたかも知れませんが(笑)
たってるったって……まぁいいや。


温泉が好きだと山奥に行く機会が多くなりますが、道の端っことかにゴミなんか投げ捨てられてるのをよく見かけますね。
悲しくなります。
やめてほしいですね。そういうのは。
そういうことするバカに温泉なんぞもったいねーな、そこらへんのドブ川とかに沈めたいです(笑)


♨温泉万歳♨-福島屋 岩風呂④
気分直しにもういっちょ、ドーン!


落下防止の手すりでしょうか、単管パイプがかなり無粋ですが、それがあっても絶景です。
すごくいい湯。いい宿です。

貸切風呂の方にもまた入っちゃいました。
昨日は濁ってましたが、朝は透明でした。


♨温泉万歳♨-福島屋 貸し切り露天風呂③
ビバノーン


♨温泉万歳♨-福島屋 入口
天国への入口


~余談~

ちなみに自分、ノンベ~なんですが、山形の酒といえば東光
もちろん帰りに酒蔵に立ち寄って、おみやげで一升瓶をゲット!!
こいつがまた絶品で。


■□ オマケ □■
♨温泉万歳♨-福島屋 朝の部屋
なんでこんな写真を撮ったのか忘れましたが、なんか気に入ってる一枚。

朝の、布団からの景色です。

2012年冬訪問。


突然ですが「秘湯」という言葉があります。
俗に、アクセス悪く鄙びた山奥の一軒宿に対してよく使われる言葉です。
ノンノン。ビバノンノン。


この「内湯旅館ときわ」さんも秘湯と呼ぶに相応しいでしょう。


立地ですが、この七釜温泉というところ自体が田園の中にぽつねんとあります。
整備された道も行き届き、気の遠くなるような山奥にあるわけでもありません。

では、秘湯と呼びたい所以ですが、ガイドブックや温泉を紹介しているアーカイブサイト等であまり取り上げられることがない点。
なのにサイコーな点。
しかして呼びたい。秘湯、と。


秘湯とは、ド山奥や前人未到といった風情の、アクセス極悪の場所にある山小屋に毛の生えたような温泉宿のみを指す言葉に非ず。


さてその秘湯、七釜温泉の内湯旅館ときわさん。
ここの名物は季節限定ですが、松葉ガニのフルコースを心ゆくまで堪能できることろにあります。
むろん温泉も素晴らしく、泉質は石膏泉で浴後、肌がつるつるになります。

残念ながら自分はオッサン(心は15歳のままですが)なので、肌がつるつるになってもいいことなど何もありませんが、それでも嬉しくなるくらいつるつるになります。


♨温泉万歳♨-内湯旅館ときわ 内湯①
素朴な浴室にあったかい温泉


♨温泉万歳♨-内湯旅館ときわ 内湯②
これがいいのだ、これでいいのだ


入浴後はさてさてお待ちかねの松葉ガニですが、これが本当に素晴らしいです。部屋食。
訪れたのは冬、旬のものですので活きがいいのは当然ですが、もうプリップリでサイコーです。


♨温泉万歳♨-内湯旅館ときわ 夕食
こういう感じです


♨温泉万歳♨-内湯旅館ときわ カニ①
こうして


♨温泉万歳♨-内湯旅館ときわ カニ②
こうです


こんなに食べちゃっていいのカニ?
ということで、とにかくカニ。カニづくし。
カニのカーニバルです。

ボリュームも半端じゃありません。


小食じゃない方だと思いますが、自分は食べきることができませんでした。
女将さんの粋な計らいにて、夕食をさげにきたときに残ったカニはさげずに置いといてもらいました。
とうぜん、ちょっと落ち着いた頃に、サケのアテとして堪能しました。

食い過ぎ、呑み過ぎでフラフラんなりました。


♨温泉万歳♨-内湯旅館ときわ 窓からの景色
朝の風景。部屋より。



部屋の窓から覗けば白銀に輝く田園がどこまでも広がっています。
良い料理に良い湯。良い景色。
素朴で地味なのかもしれない。
だけどこういうところこそ、まさに知る人が、知るべくして知ることになる本物の温泉宿ってことなんでしょうな。

2011年秋訪問。

日本といえば温泉。
温泉といえば東北。
東北の温泉といえば青森県。
青森県の温泉といえば、そう。ここです。蔦温泉です。

高速を降りて十和田湖沿いをちょいと走り、奥入瀬渓谷に沿って山を登ると一昔前の「ドライブイン」的な敷地施設と、名前の書かれた立派な看板が目に入ります。


敷地内は広く、旅館は歴史を感じる重厚な趣。
迫力があります。

♨温泉万歳♨-蔦温泉 外観
外観

折しも訪れた当日はあの各地に被害をもたらした台風12号がまさに本州へ上陸せんとしていた日でした。
暴風雨をぶっちぎりながら真夜中の東北道をかっ飛ばし、旅館へ到着した頃には雨も風もそこまでひどいものではありませんでしたが、天気は悪かったです(外観の写真は宿泊後、帰り際に撮影したものになります)。
そんな感じだったので、奥入瀬渓谷もえらく唸り声を上げて猛り狂っておりました。


ここは「久安の湯」と「泉響の湯」と銘打たれたふたつの内風呂のみで、露天はありません。
が。
入浴中、気持ち良すぎて否が応にもまぶたがおちてくるので問題はありません。

♨温泉万歳♨-蔦温泉 久安の湯①
東北屈指の名湯「久安の湯」

♨温泉万歳♨-蔦温泉 久安の湯②
ビバノ~ン


泉質はナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩-塩化物泉、源泉温度は高く、加水にて温度調整されているようです。
透明でやわらかい湯は極上で、少し焦げたような匂いがしたような気がします。


ここの売りはやはり「足元湧出」である点でしょう。
湯船のそこから源泉がそのまま湧き出ています。
なので、空気に触れて劣化することのない「」の温泉を堪能できるという寸法です。
これがもう気持ち良いのなんのって。


また、広い浴室の床なんですが、湯船からオーバーフローした極上の湯を背中で浴びながらゴロ寝できるよう(なのかどうかは知りませんが)、フラットになっています。
これがまた贅沢でして。
極楽でして。

これを体験したことがある人とない人では、きっと温泉に対する価値観も違ってくるのではないでしょうか。

正直、自分はこの蔦温泉を訪れるまで、温泉の旅に出る際に選ぶ宿は露天風呂がないと、とか、硫黄(正しくは硫化水素)の匂いがしないと、とか、濁り湯の方が雰囲気あるよねとか、いろいろ思ってたわけですが、考えが一転しました。
本当に素晴らしい温泉の条件とは、濁り湯でもなければ露天からの景観でもなく、ましてやあの温泉=タマゴみたいな匂いでもなかったわけであります。


一見、なんの特徴もないように感じます。
が、入浴中、入浴後のあの胸の高鳴りは一体なんなんでしょうか。


宿泊の際、いつも最低5回は入りたいとか勝手に思ってるんですが、ここの湯ほど、部屋から浴室までの道すがら胸ときめいたことはありません。

ふたつしかない内風呂は時間交代制です。
入浴自体は24時間可能だそうです。


到着後のひとっ風呂、ビール呑んだりゴロゴロしたりでもうひとっ風呂、なんてなことで夕食の時間です。部屋食。
♨温泉万歳♨-蔦温泉 夕食
去年の話だからかどうか、食事に関して特別印象に残っているものはありませんが、素朴で味わいのある純温泉旅館料理、といった感じで箸が進んだのは覚えています。

ま、それはさておき、もう何回くらい入ったり出たりしたか忘れましたが、寝るまで部屋と浴室の往復だったような気がします(笑)
そんなこんなで極上の温泉三昧にて夜は更けていきます。

翌日。


起きたら当然、風呂ですよ
朝は「泉響の湯」にて。

こちらは「久安の湯」に比べて浴室全体が新しいです。
よく蔦温泉を訪れた人の感想を読むと、圧倒的に「久安の湯」に軍配があがっているように思いますが、だからといって「泉響の湯」のそれが劣っているというわけではありません。


やっぱりサイコーで、こちらも例のゴロ寝も心ゆくまで堪能できます。

♨温泉万歳♨-蔦温泉 泉響の湯
朝日に輝く名湯


ひとっ風呂浴びたあとは朝食。広間?食堂?にて。

うまい。


大体自分の行動パターンは、到着後、夕食前、夕食後、就寝前、起床、朝食前、朝食後、という感じで入浴しているように思います。
いやぁ、温泉に来た時ほど一日の24時間が短すぎると思うことはありませんな。
いつも仕事中とか、「あ~早く終わらねぇかな、ナゲーよばかやろう」とかって思ってるんですが(笑)



この蔦温泉。
部屋は本館、西館、別館とあり、自分が宿泊したのは大正年間に建築されたという古風な本館でした。
襖の引き戸で鍵はついていなく、金庫もないので、貴重品なんかは帳場にて預かってもらう感じです。
西館、別館のほうは本館に比べると新しいようですが、ものすげー階段の昇り降りを要されるとのこと。
その「ものすげー階段」を見ましたが、これはちょっとカンベンかなーなんて思いました(笑)
再訪できる機会があって、その気になればチャレンジしてみようと思います。



■□ オマケ □■

♨温泉万歳♨-酸ヶ湯温泉

蔦温泉付近に着いた時、まだチェックインまで時間があったので立ち寄った酸ヶ湯温泉

名物「千人風呂」は圧巻でした。


♨温泉万歳♨-地獄沼
酸ヶ湯~蔦の道中にあるその名も「地獄沼」。