♨温泉万歳♨

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旅の記録とか。

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2011年秋訪問。


川がまるごと温泉になっている……そういう場所ってのがちょくちょくありますな。
ロマンを感じます。
だって温泉なんですよ?川が。


というわけでここ、大丸温泉旅館さん。
残念ながら温泉の写真を撮ることができなかったんですが、訪問記と所感ということで。


♨温泉万歳♨-大丸温泉旅館 入口
入口


♨温泉万歳♨-大丸温泉旅館 湯けむり
入口付近から。湯けむり。


泉質は単純温泉。
無色無臭です。
源泉は川底から湧いているようで、うろちょろしてると「アチッ」ってなるところがあります。
内風呂は小奇麗で広めですが、温度はヌルく、というかヌルすぎてどーもな、といった印象。
しかしご安心を。ここの魅力は露天混浴風呂にあるのです。


内風呂から扉を開けるともう露天風呂です。
露天風呂というか「」なんですが、上記のとおり、その川自体が温泉になっています。
かなり広いです。


内風呂は男女別ですが、露天は基本混浴です。
女性は所謂「軍艦巻き」スタイルで入浴できます。

よく露天風呂に浸かりながら川のせせらぎを聞いて気分爽快、みたいなのがありますが、ここではそのせせらぎの元に直で浸かっているので、気分爽快も爽快、大爽快です。
野趣、とまではいきませんが、風情があっていいです。



以下余談。

ここ大丸温泉旅館さんはかの乃木希典将軍縁の宿なのだとかで、生前訪れた際に使用していたものや、軍服、行李、軍刀、手紙なんかが館内に展示されています。


♨温泉万歳♨-大丸温泉旅館 乃木将軍遺品
乃木将軍の行李。


乃木希典といえば日本男児の鑑みたいな人だと思いますが、遺品を前に往時が偲ばれてなかなか感慨深いものがありました。


あとこれは偶然なのかどうかさておき、大丸温泉旅館さんでひとっ風呂浴びていい気持ちで帰るその道すがら、「戦争博物館」なる施設を見つけたので寄ってみました。

維新以降、近代化を目指した過程の中で日本という国が体験した対外戦争、つまり、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦縁の品々が所狭しと展示されています。


所狭しというか、すげー狭い敷地内に掘っ立て小屋みたいなのがあって、そこに乱雑に置かれているだけなのですが(笑)
でも展示されているものひとつひとつはかなり凄いものばかりでした。


零戦のエンジンとか、サイパンだかグアムだかの激戦をくぐり抜けた戦車とか。

中でも、日露戦争時、旅順の激戦にて大活躍したという28サンチ榴弾砲が博物館の出入口にでーんとあります。
乃木将軍繋がりということで、なんか感動しました。


♨温泉万歳♨-戦争博物館 28サンチ榴弾砲
一撃必殺の28サンチ榴弾砲!


♨温泉万歳♨-戦争博物館 Z旗
皇国の興廃この一戦に在り!!Z旗。


個人的に日露戦争にとても興味があるので、なんだか貴重な体験をしたような気がしました。

ちなみに去年までやってたNHKの『坂の上の雲』のドラマでも原作でも、乃木将軍は暗愚な人物として描かれており、その影響か、乃木希典という人物像に対して持たれるポピュラーな印象もそれに近いようでしたが、近年見直されるような動きもあるようです。


いずれにしても昔の日本人は偉大だったと。


その集大成的な出来事が日露戦争であるような気がしています。

あぁ、もうちょっと花の梅沢旅団についてとか、永沼挺身隊についてとか、黒溝台会戦についてとか、立見尚文についてとか、いろいろ書きたいことは尽きませんが、趣旨がちがってきてしまうので(笑)これにて。

2011年夏訪問。


♨温泉万歳♨-大出館 外観
外観(ちょいと暗すぎますかな)


ここ大出館さんの名物は「墨の湯」という真っ黒い温泉
しかも飲めます。


すげー体に悪そうな色してますが(笑)、飲めば胃腸の病や糖尿病に効能があるのだとか。
実際飲んでみると、まぁ味はフツーです。
何をもってフツーなのか意見が分かれるところだとは思いますが、飲泉もよくする人からすればこれといった特徴を感じることはないでしょう。
タマゴみたいな味、匂いで、ちょいと酸味があります。


よく考えたら飲泉ってすげー行為ですね。
地球の体液を啜ってるというか、なんというか、なんともかんともな気分になります。
人類で初めて飲泉をした人というのは、一体そのときどんな心境だったのでしょうか。
気になります。


だってあんなもん、たいがい飲もうと思いませんよ。
地面から湧いて出てるアツアツのお湯をそのまま口に含んだっていうんですから、よっぽどだったんでしょうな。


蕎麦湯でも同じことが言えますね。
蕎麦湯なんか蕎麦茹でたときに出たただのお湯ですからね。
初めにそれを飲もうと思って飲んだ人は一体どんな心地だったんでしょうか。


よっぽど喉が渇いてたんでしょうかねぇ……


まぁ、でも一見してヘンテコリンな行為でも、意味があるというから面白いですね。
飲泉も蕎麦湯も体に良いとされています。
ラーメン湯とかパスタ湯とかうどん湯なんざありませんからね。
面白いです。


♨温泉万歳♨-大出館 墨の湯
真っ黒い温泉


墨の湯の隣には「鹿の湯」というのがあり、そこは白濁。
白と黒とのコントラストは視覚的にも楽しめるでしょう。
交互に入ったら色が混ざるんじゃねーのかとか思いましたが、まぁそれはそれで。


♨温泉万歳♨-大出館 鹿の湯
真っ白い温泉


入り心地ですが、もう最高。


他にもたくさん温泉があって、それぞれ名前がついています。
効能もそれぞれ違うのだとかなんとか。

心ゆくまで長湯できるヌルいのもあれば、ピリッと熱くて身が引き締まるような湯もあります。
それぞれ趣があって楽しめます。

露天風呂もありますが、景観は期待しないほうがいいでしょう。
景観は期待しないほうがいいですが、浴感には大いに期待してください。
天国です。


栃木も大概地味ですけど、いい温泉がたくさんありますねぇ。
大好きです。

2012年冬訪問。


これは個人的なことなんですが、ここまで家から車で3時間くらいなんですよ。

別に職業ドライバーではありませんが、仕事でも長時間運転することが多々あり、個人的にも温泉が好きで遠出する機会が多いので、3時間くらいだと「ちょっとそこまで」くらいの感覚なんですが、その「ちょっとそこまで」みたいなあんばいのところに、こんな素晴らしい温泉があると考えただけでこの温泉人生は光り輝くというもの(笑)


さぁさぁ極上の硫黄泉ですよ!
その名の通り、塩原温泉郷の元湯になっているこちらには、3軒ほどの旅館が軒を連ねています。
なんの風情もねぇ国道4号線を、ところどころあるオービスに怯えながらダラダラ走ってナビ通り進んでいくと、急にすげー山道になります。
山道になってしばらくするとあるのがこの塩原元湯温泉郷
結構急勾配な道が続きます。



♨温泉万歳♨-ゑびすや 外観
外観


日帰り入浴で訪れたんですが、ラッキーにもこの日、終始利用者は自分一人でした。
貸切で名湯を堪能。これが幸せ。


♨温泉万歳♨-ゑびすや 梶原の湯
梶原の湯


温度はヌルいです。冬だったし、浴室の窓も全開だったので(閉めきると中毒をおこすんだとか)あたたまるまでかなり時間を要しましたが、いわゆるぬる湯好きにはたまらないものがあるでしょう。


♨温泉万歳♨-ゑびすや 弘法の湯
弘法の湯


こちらは間欠的に源泉が湯船に注がれるスタイル。
温度はけっこう熱いです。
特に源泉がゴボゴボと出ているときは。



熱め、ヌルめと交互に浸かります。
これ混んでたらイヤだろうなーという、狭い湯船に浴室であります。
濃い硫黄臭が鼻腔と温泉魂を擽ります。
ほんと気持ち良くて心地良いです。
たぶん2時間近くダラダラ入ってたと思います。
そりゃそうだわ、こんな気持ち良い温泉貸切で10分20分なんぞで済む話じゃありませんからねぇ。
♨温泉万歳♨-ゑびすや 内風呂