2011年秋訪問。
川がまるごと温泉になっている……そういう場所ってのがちょくちょくありますな。
ロマンを感じます。
だって温泉なんですよ?川が。
というわけでここ、大丸温泉旅館さん。
残念ながら温泉の写真を撮ることができなかったんですが、訪問記と所感ということで。
泉質は単純温泉。
無色無臭です。
源泉は川底から湧いているようで、うろちょろしてると「アチッ」ってなるところがあります。
内風呂は小奇麗で広めですが、温度はヌルく、というかヌルすぎてどーもな、といった印象。
しかしご安心を。ここの魅力は露天混浴風呂にあるのです。
内風呂から扉を開けるともう露天風呂です。
露天風呂というか「川」なんですが、上記のとおり、その川自体が温泉になっています。
かなり広いです。
内風呂は男女別ですが、露天は基本混浴です。
女性は所謂「軍艦巻き」スタイルで入浴できます。
よく露天風呂に浸かりながら川のせせらぎを聞いて気分爽快、みたいなのがありますが、ここではそのせせらぎの元に直で浸かっているので、気分爽快も爽快、大爽快です。
野趣、とまではいきませんが、風情があっていいです。
以下余談。
ここ大丸温泉旅館さんはかの乃木希典将軍縁の宿なのだとかで、生前訪れた際に使用していたものや、軍服、行李、軍刀、手紙なんかが館内に展示されています。
乃木希典といえば日本男児の鑑みたいな人だと思いますが、遺品を前に往時が偲ばれてなかなか感慨深いものがありました。
あとこれは偶然なのかどうかさておき、大丸温泉旅館さんでひとっ風呂浴びていい気持ちで帰るその道すがら、「戦争博物館」なる施設を見つけたので寄ってみました。
維新以降、近代化を目指した過程の中で日本という国が体験した対外戦争、つまり、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦縁の品々が所狭しと展示されています。
所狭しというか、すげー狭い敷地内に掘っ立て小屋みたいなのがあって、そこに乱雑に置かれているだけなのですが(笑)
でも展示されているものひとつひとつはかなり凄いものばかりでした。
零戦のエンジンとか、サイパンだかグアムだかの激戦をくぐり抜けた戦車とか。
中でも、日露戦争時、旅順の激戦にて大活躍したという28サンチ榴弾砲が博物館の出入口にでーんとあります。
乃木将軍繋がりということで、なんか感動しました。
個人的に日露戦争にとても興味があるので、なんだか貴重な体験をしたような気がしました。
ちなみに去年までやってたNHKの『坂の上の雲』のドラマでも原作でも、乃木将軍は暗愚な人物として描かれており、その影響か、乃木希典という人物像に対して持たれるポピュラーな印象もそれに近いようでしたが、近年見直されるような動きもあるようです。
いずれにしても昔の日本人は偉大だったと。
その集大成的な出来事が日露戦争であるような気がしています。
あぁ、もうちょっと花の梅沢旅団についてとか、永沼挺身隊についてとか、黒溝台会戦についてとか、立見尚文についてとか、いろいろ書きたいことは尽きませんが、趣旨がちがってきてしまうので(笑)これにて。












