今年もこの季節がやってきました。香港国際競走。←毎年恒例のフレーズ(笑)

 

今年も4回に分けて、考察していきますね。

 

 

1回目は「香港ヴァーズ」(芝2400m)

 

 

2011年~2017年までの結果はこちら。

 

香港の競馬も年々、走破タイムが速くなっており、近年は「2分26秒台」が目安。

 

近3年は、地元「香港馬」は苦戦気味。

 

他国から遠征してくる馬のレベルもアップしており、速いタイムに「香港馬」が対応出来ていない印象。

 

最近は、アイルランド調教馬が毎年馬券に絡んでいます。

 

 

 

 

 

過去の4代血統表はこちら。

 

水色:ノーザンダンサー族(ノーザンダンサー系・ノーザンテースト系・リファール系・ヌレイエフ系・ニジンスキー系・ダンチヒ系・サドラーズウェルズ系・ストームバード系・ヴァイスリージェント系)
:ターントゥ族(ターントゥ系・ヘイロー系・ロベルト系・ハビタット系)
ライム:サンデー系(SS系)
黄色:ディープインパクト系
:APインディ系
:ナスルーラ族(グレイソヴリン系・ナスルーラ系・ボールドルーラー系・ネヴァーベンド系・プリンスリーギフト系・レッドゴッド系)
:ネイティヴダンサー族(ネイティヴダンサー系・ミスプロ系・レイズアネイティヴ系・エタン系)
:マイバブー系・ヘロド系
:リボー系・セントサイモン系・ヒンドスタン系
ローズ:ハイペリオン系・ファイントップ系・ハンプトン系
:マッチェム系
:マイナー全般(ヒムヤー系・ダマスカス系・ファラモンド系・ニアークティック系・その他)

 

近4年は、父ノーザンダンサー族(子孫系)が独占中。

 

その中でも「ダンチヒ系」の血に注目。ビックリマーク

 

「父」もしくは「母父」を見ても、「ダンチヒ系」を持った馬の好走が目立ちますね。

 

あとは、ヨーロッパからの遠征馬に関しては、「ハイペリオン系」を持った馬は要チェック。

 

2400mのレースなので、当然「スタミナ」を補強する血は必要。

 

そういう意味でも「ハイペリオン系」や「サドラーズウェルズ系」の血脈は注目。

 

 

 

 

今年の出走予定馬はこちら。

 

 

今年の注目は、フランスから遠征してくる「ヴァルトガイスト

 

記憶に新しいところですが、凱旋門賞の前哨戦「フォワ賞」を完勝した馬。

 

血統の字面では、少し「スタミナ色」が強いため、時計の速い決着の際は少し不安が残る。

 

 

 

血統面から推したいのは、イギリス馬「ミラージュダンサー

 

「サドラーズウェルズ系」「ダンチヒ系」「ハイペリオン系」の血を持っており、過去の傾向にはピッタリ嵌る。

 

 

日本からは「リスグラシュー」と「クロコスミア」の牝馬2頭が挑戦。

 

どちらも血統的にそれほどマイナスではないと思いますが、牝馬ですからね。

 

環境の変化に戸惑わなければ、牡馬相手でもチャンスありそう。

 

 

レーティングは低いですが、アイルランドから参戦する3歳馬「ロストロポーヴィチ」も注目。

 

2015年・2017年の勝ち馬「ハイランドリール」と同じ「オブライエン厩舎所属」

 

アイルランドダービー2着・キングジョージ5着という実績もあり、先日のメルボルンカップも5着に健闘。

 

「スピード&スタミナ」を兼備しており、押さえておきたい1頭。

 

 

今年は父「ダンチヒ系」の出走馬は無く、母父「ダンチヒ系」もしくは母母父「ダンチヒ系」の4頭はチェック。

 

「パキスタンスター」

「ミラージュダンサー」

「イーグルウェイ」

「レッドヴァードン」

 

近年、香港馬が苦戦しているということで「パキスタンスター」「イーグルウェイ」は、若干割引ですけど、馬券の相手には入れておきたい。