西国33観音 長命寺に散在する諸堂 | 団塊ジイジの Photo Diary

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西国31番長命寺の続きです。

 

近江八幡の長命寺にお参りしました。

このブログの続きです。

 

本堂の千手、十一面、聖観世音菩薩の三体の御本尊にお参りした後、

境内に散在する堂宇をお詣りします。

 

本堂前広場から本堂と三重塔の景観。

入母屋造り、桧皮葺きの本堂それにしても大きいですね。

 

本堂の説明

 

桃山時代に再建された杮葺きの三重塔、大日如来が安置。

左手の屋根は閼伽井、階段を上ると左手に護摩堂、正面に三重塔。

 

三重塔の説明板。

 

宝形造り、桧皮葺の護摩堂。不動明王が安置。

 

護摩堂の説明板。

 

 

三重塔前の踊り場から本堂など境内眺望。

左手(南側)に麓に続く階段があります。

 

少し琵琶湖側にカメラを向けるとこんな感じです。

 

本堂西側から境内の景観。

右手から三仏堂、護法権現社拝殿、少し高台に鐘楼があります。

 

三仏堂は入母屋造、桧皮葺で戦国期に再建されたものです。

内部には釈迦、阿弥陀、薬師の三如来が安置。

 

三仏堂説明板

 

続いて護法権現社拝殿です。

 

この拝殿の後方には護法権現社の本殿が見えます。

拝殿は三仏堂とほぼ同じ造りで、入母屋、桧皮葺の社殿です。

明治の神仏分離を経ても残っています。

 

護法権現社

一間社流造りの本殿です。

長命寺の護法神でもある武内宿禰をお祀りしています。

 

 

 

続いて少し高台にある鐘楼に登ってみます。

 

鐘楼には右手の階段を登っていきます。

左手に鳥居があり別な参道です。

 

扁額には「太郎坊権現」。

太郎坊宮と言えば東近江の阿賀神社のご祭神で勝ち運の神様を思い出しました。

太郎坊宮にもしばらく行っていませんね。

 

石段側の道を登り振り返ると先ほど来説明してきた堂宇が見えます。

奥から三重塔、本堂、三仏堂、護法権現者拝殿の順です。

手前二つの入母屋造りの朱色が目立ちます。

 

ここでの注目点は、本堂後方の大きな石です。

ズームしてみましょう。

 

大きな磐座のようにも見えます。

「六所権現影向石」と呼ばれ、「ろくしょごんげんようごうせき」と読みます。

武内宿禰がここで祈り、三百歳の長寿を享受したという。

長寿寺の開闢は武内宿禰、開基は聖徳太子と伝わる。

 

修多羅岩

こちらも磐座でしょう。

武内宿禰の御神体が宿る岩。

 

鐘楼の鐘

鎌倉時代に鋳造の鐘です。撞かせていただきました。

 

鐘楼の説明板。

 

鐘楼からさらに西に向かうと如法行堂、さらに太郎坊大権現への道が続きます。

 

太郎坊権現社が見えてきました。

大きな磐座の奥に御社が見えます。

 

拝殿から太郎坊権現の社殿。

太郎坊権現社、長命寺の総鎮守だそうです。

 

拝殿からのびわ湖の眺望は抜群です。

 

太郎坊権現社からの下り道。

 

本堂前の御詠歌

「八千年(やちとせ)や 柳に長き 命寺(いのちでら)運ぶ歩みの かざしなるらん」

 

長寿にご利益のありそうなお寺でした。

 

駐車場に戻り、車で琵琶湖畔の長命寺参道入口に降りてきました。

 

ここから808段の階段が始まります。

 

振り向けば琵琶湖が広がっています。

 

2023-12-20 長命寺にて

ご訪問ありがとうございました。