マラソン大会中止のため渡嘉敷島には行けなかったが、本島の豊見城にも「渡嘉敷」という名の集落があるらしい。
ということで、雨風吹きすさぶ荒天の中、那覇から歩いて行ってみた。
本島の渡嘉敷集落には、何があるのか。

渡嘉敷入口のバス停。
この「入口」という表記は沖縄のバス停によく見られるが、これは、「ここは入口に過ぎない。集落までは距離があるから、あとは自分で勝手に歩け。」というバス会社からのメッセージなのである。

さて。


バス停の近くに、パン屋がある。

ひとりおっさんベーカリー玉ぱん。

「ひとりおっさん」に惹かれ、入店。

店名のとおり、元気なおっさんがひとりで接客していた。

牛すじカレーパンを購入。
牛すじカレーパン、うまい。
パンはカリカリ、カレーもうまい。
やるな、ひとりおっさん。


渡嘉敷集落は、こんな感じで、

思った通り、特に何もない。
あるのは集落センターと、
歴史を感じさせるシーサー。
口を大きく開けていたのであろうことが、かろうじて分かる。

文化財に指定されているのに、特に保護されることもなく雨ざらし。

沖縄には、こういったシーサーが各地に点在しているらしい。

おそらく、集落の人が丁寧にお世話しているのであろう。

これは「放置」と言うより、「朽ちていくものに対する継続的な愛情」と言ったほうが、正しいと思う。


渡嘉敷を後にし、保栄茂の集落に向かう途中、開けた高台から遠く渡嘉敷島を見渡すことができ、

「遠い昔、渡嘉敷島から海を渡って本島に移り住んだ人々が、故郷を見渡せるこの地に定住するようになり、この集落を渡嘉敷と名付けた」というシナリオが頭に浮かんだが、帰って調べてみると、全然そんなことはなかったのであった。
※全く関係がないわけではなく、この渡嘉敷集落から渡嘉敷島にノロを派遣していた、みたいな話があるようです。

おわり。