来年の「尚巴志ハーフマラソン大会」出場を目指し、前回、ランニングを再開したワタシであったが、途中に張り巡らされた巧妙な罠に絡め取られ、その目標を完遂することができなかった。

無念である。


今回はその無念を晴らすべく、ランニングに再挑戦することにした。

降り立ったのは、再び名古屋駅。

とりあえず、北の方に走り出す。

目的地は特に定めず、20kmくらいを目標にブラブラと適当に走る予定である。

庄内川を越える。
川を越えたら、美濃路街道に入る。

実は20年くらい前、このあたりで仕事をしていたことがあり、なんだか懐かしい。

街道(懐道)をゆっくり走ると、
清洲城に到着。
言わずと知れた、織田信長の居城である。
いいね!

清洲城から数分走ると、

あれ?

あれれ?

あれれれ?
気がつけば、キリンビール名古屋工場の工場見学ツアー(¥500)に誤って紛れ込んでしまい、
なるほど、左が麦芽で右がホップで、キリンの銘柄「一番搾り」は麦芽を通常の1.5倍も使っているんですね、すごいですね、なんて感心したり、
一番搾り麦汁と二番搾り麦汁を飲み比べて、一番搾りの方が甘くて深い味わいであることに感銘を受けたりしているうちに、
あら?
できたて生ビールの試飲が目の前に提供されたので、いやいや、ワタシは厳しいランニングの途中、ビールなど飲むわけにはいきませんよ、と丁重にお断りする姿勢を見せてみたものの、艶めかしい曲線を描くグラスになみなみと注がれた黄金色の美しい液体から漂う芳醇な香りには到底勝つことなどできず、一杯だけですからね、と渋々を装ってグラスを傾けてみたところ、これが驚くほど旨く、思わず「う~ん」と唸り声を上げた次の瞬間、
「一番搾りの3種飲み比べ」なるものが提供され、いやいや、これ以上飲むとこの後のランニングに支障が出ますので、さすがにこれは頂けませんよ!と、テーブルに強く両手を突き立ててその場を辞そうとしたものの、写真の真ん中に写っている「一番搾りプレミアム」は贈答品でしか販売されていないレアなビールらしいので、一口だけなら良いのではないかと口をつけてみたところ、これがまぁ、何とも言えぬ芳醇な味わいで、ビールってやっぱり味を楽しむものなんですね!と、妙な納得を得た勢いのまま、写真右側の黒ビールを試してみたところ、実はワタシ、黒ビールが大の苦手だったにも拘わらずこの一番搾り黒生は、ワタシがこれまで抱いていた黒ビールに対する印象を180°変えるほどの旨さと飲みやすさで、気がつけば出されたビールのグラスは全て空になっていたのであった。

不覚・・・!
またしても、巧妙な罠に・・・

おわり。