生徒さんがピアノおにいさんのYouTubeに出演 | バイオリンの先生の日記帳

生徒さんがピアノおにいさんのYouTubeに出演

先日、古くからのブログ読者のすみちゃんさんから、コメントで「德永さんがYouTubeに出ていた」とお知らせいただきました。



すみちゃんさんは5.6年くらい前に湘南センター弦楽団のコンサートに出演させていただいた時に聴きに来てくださり、実際にお会いして、その後は上馬文庫に作曲家シリーズの本を寄贈くださったり、お世話になってます。


ピアノおにいさんは私はフォローしていなかったのですが、Instagramのオススメにたまに動画が流れてきて、音大のレッスンコントなど結構面白くて笑っちゃいます。



早速のぞいてみると、ありました!



こちらの音響チームNEKOnoTEさんは、3月にすみだリバーサイドホールで開催されたスズキメソード関東地区春のこどもフェスティバルの音響もお願いしていました!


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最近、音大に行きたいという子が結構増えました。

「音楽の仕事は少ないし、一部の有名人以外はギャラもとても価値に見合っていない。音楽はわざわざ音大に行ったり、仕事にしなくても十分に楽しんで活躍できる場はあるよ!」ということはお伝えします。


桐朋は別ですが、私立の音大はどこも定員割れで非常に入りやすくはなっています。

スズキのレッスンだけでも受かるところがかなり増えて来ました。


しかし、特にやはり学費の面で、藝大以外は・・・と考える親御さんも多いようです。

藝大のレベルになると、たった20人ちょいくらいの狭き門(しかもそのうち半分は藝高からの持ち上がりがゲットする)を日本全国の同学年と浪人が狙ってくるわけです。


東大より狭き門じゃないでしょうか?


受験生は幼稚園の頃から過酷な練習に耐えてきた精鋭たちです。


スズキの人にわかりやすく言うと、小2、小3くらいで10巻(モーツァルトの協奏曲)が弾けるくらいでないと、勝負の土俵に上がるのも難しいです。


まあ、世の中「絶対」ということはないので、本人の本気の努力とラッキーがあるかもですが、なんとか入ったとして大学出てからどうするの?となってきます。


ソリストの世界はバイオリンやピアノの場合7、8歳で勝負がほぼ決まってしまいますが、オケのtuttiならその後の頑張りで巻き返せるかも。

しかし、オケのオーディションは欠員がないとやりませんし、コンバスでもひとつの空き枠に100人の希望者が殺到してしまうほどの椅子の取り合いです。


德永さんがいうには、「その点、楽理(音楽理論)は卒業生の半分くらいが就職できてますよ。楽理はしっかり勉強すれば入れるし、試験でもバイオリンが使えるからありじゃないかな?音環も良いけど(徳永さんは試験でバイオリンを演奏)、試験の基準がよくわからなくて、やりたいことがはっきりとあって、この楽部にあっているか見極める感じ。」とのこと。


そして今日は徳永さんのお母様から素敵なプレゼントが!


めぐさんが小さい頃に、毎日のお稽古に使っていたおさらいCD伴奏。

毎日全曲は弾けないので、今まで習った曲を何グループかに分けて毎日交代で弾いていたそうです。

10日分が作られていて、曲のグループ分けにお母様のセンスを感じずにはいられません!

いつもドッペルで締まる。

(ハイフェッツ)のが気になるわ。






この話はクラスに伝説的に伝わっていて、今でも真似してやっているこもいます。


身近に素敵な先輩がいるので、音楽に憧れる子も多いと思うんですよね!


私としては、子供達の教育の一端を担うものとして1番の目標にしていることが、


「社会人としてしっかり自立する人間に育って欲しい」


というのがあるので、経済的に自立することが難しい音楽業界に進むことは、なかなか悩ましいことではあるのですが、最後には本人が決めること。


そして、決めたからにはやれるところまで邁進して欲しいし、音楽の道と違う方向に進むことになっても、音楽の世界はいくらでもそばにあることを忘れないで欲しいです。