プロジェクトX グラコン版1 | バイオリンの先生の日記帳

プロジェクトX グラコン版1

グラコンの開催までに起こる様々なドラマを、舞台裏を知りたい生徒さんや、今後委員会に入るであろう若い先生たちのために、「プロジェクトX」的に、レポートしていきたいと思います。
バイオリンの先生の日記帳-100219_0939~01.jpg今日は、グランドコンサートの問題点を話し合う会議に参加しました。
会議はウォーミングアップ的で、特に具体的な内容はありませんでしたが、終了後のランチでは、運命共同体のみよこ先生と、みわぶーと2時近くまで白熱してしまいました(笑)

快く参加できて良かったと思います。

バイオリンの先生の日記帳-TS3O0129.jpgというのは、前回沈みかけた船をなんとか立て直すのに、精魂つきはててしまって、本番うまくいったにもかかわらず(写真が前回の。並びも美しいでしょ??)、終わった後は「もう二度とやらないぞ!」と心に決めてたのね。

その上、3月半ばもうすぐグラコンって言うときに、父が心臓発作で入院。

そして、バイパスを五本も移植する命に関わる大手術の日が、なんとグラコン当日でした。
手術の2日前に父に会いに行ったら

「グラコンはおまえがいなきゃ、できないだろ?
医者に任せるしかないんだし、これで最後になってもこっちはかまわないから、グラコンやってこい。」

父は毎年グラコン見に来ていたから、フロアで走り回っている私を見ていて、こう感じてたのね。
実際は私がいなくても出来るんだけど、なんか嬉しいじゃない!

それで、何か吹っ切れて、当日は、「まあ、父が大丈夫というんだから大丈夫なんでしょ!」
と、ホントに心配もせずに、今までで一番集中できました。
手術も成功して、そのときは元気に退院したしね。
(でも、これが肺をやられる引き金だったんだけどね・・)

でも、終演後はやっぱり精神的疲れが大きくて、グラコンのDVDも頂いたのにとても見る気になれなかった。

そして、理事会がもう次の武道館を押さえる動きをしてたもんだから、先輩の先生方が、飲むたびにビール手をかえ品をかえなだめすかして、なんとか「もう一度やります」と言わせようとするのですが、とても言えなかった・・・

でも、昨年年末に父が亡くなり、「ああ、そういえばグラコンやっている私を好いてくれてたな。」と思い出し、今回の委員長が非常に恩のある先生に決まったことで、やっと「是非やらせていただきます。」といえるまでに吹っ切れました。

メンタルの回復に一年もかかるとは、われながら情けない・・・
私を育てた前任者の先輩は、前年にどんなひどい目にあっても、数ヵ月後にははケロッとして「やるぞ」となっていたもんね・・・
やっと3日前にDVDを開封しました。
さて、今回はどんな風になるのか、楽しみです!!