来年三月はグランドコンサート | バイオリンの先生の日記帳

来年三月はグランドコンサート

グランドコンサートとは、日本武道館で三月に開かれる、3000人のスズキメソードのこどもたちによるコンサートです。

第50回までは、毎年毎年開かれていましたが、ここ何年かは隔年になりました。
(今年はなし!!)
このシーズンは千鳥が淵の桜桜がすごくきれいで、スズキの子にとっては、さくらといえば武道館ですね!

このコンサートは天皇皇后両陛下をはじめ、数々のVIPゲストがお見えになったり、マスコミにも取り上げられるBIGイベントなのですが、大会の運営・企画・準備は全て先生方のボランティアで、手作りで行われています!!

20名ほどの実行委員の先生方は、9月ごろから、午後には自分のクラスのレッスンを普通にこなしながら、午前中に委員会を開いて準備を進めていきます。

私はもう10回くらい続けて委員をしています。
そして、どんどん深みにはまり、ここ何年かはステージマネージャー(グラコンではフロアチーフといいます)をしています。

ステマネといっても、そこは3000人の出演者、10000人の来場者のコンサート。子どもと親御さんの控え室は2・3階の7000人の客席!
そこから地下2階のアリーナまで、裸バイオリンを抱えたちびっ子男の子女の子を200人くらいずつつれておりるのだけでも、気が遠くなります。
しかも、規模が大きすぎてリハーサルなしのぶっつけ本番。
当日にならないと何人出演するのかも分からない状況。
「アドリブ」と「度胸」と結局のところ「なんとかなるさ!」という究極のお気楽発想でのりきるしかありません。
これを経験してから、心臓に毛が生えすぎて、ちょっとやそっとのことではビクともしなくなりました。

当日は時間との戦い!!
私のブラックスーツは戦闘服になります。手裏剣
自分の一瞬の判断ミスが、3000人のこどもたち、10000人の来場者の命運に関わることなど、日常生活にはありえないシチュエーションビックリマーク
まさに「命がけ」です。

前任者の先輩が、「切腹覚悟でやっている!」といっていた気持ちがようやく分かるようになりました。

前回は、委員会始まってすぐからトラブル続出の荒波航海で、今まで味わったことのないピンチでしたが、優秀なチームメイトのおかげで、当日は初快挙の「予想時間ぴったり終演!」でしたクラッカー
でも、直前の武道館打ち合わせで、2階席が600も使えなくなることが分かったときは、A姉さんと真っ青になりましたっけ・・・ガーンガーン汗

ステマネに関しては向き不向きがあり、なかなか引き継げないでいましたが、前回ついにすばらしく優秀な期待の新人がはいり、もう浮き足立っています!
私がやるのももう少しですにひひ

日ごろのレッスンは一生懸命しているつもりですが、好きでやっていることなのでストレスも感じず、無理したり努力しているというわけでもなく、楽々です。

たまには、自分がそうとう追い詰められて、120㌫本気でかからないと乗り越えられないようなことをやるのも、怠け心の退治にはいいですね音譜
前回発見しましたが、私は「背水の陣」になったほうが、いい仕事ができるようです。

なんで、今回急にグランドコンサートのことを書いたかというと、実は来年の実行委員長様が、私が個人的にひじょ~にお世話になったかたなので、頼まれもしないうちからお手伝いすることをきめているからです。
てなわけで、今度の金曜日、委員会立ち上げ前の話し合いにいって行きますにひひ

シーズンになったら、ブログがグラコンのことばかりになるかもね。
クラスの生徒やご父兄の皆さんの協力も不可欠ですから、よろしくお願いします!