デ○ーズでやっちゃった話 | バイオリンの先生の日記帳

デ○ーズでやっちゃった話

レストランナイフとフォークでは、色々なトラブルがつき物です。

私はありえないくらい「あわてんぼう」で「おっちょこちょい」なので、細かく言い出したらキリがありませんが、記憶している中で一番ひどかったのは、お客さんにランチスープをぶっかけてしまったことですラーメン

そのお客さんは近くの工場からくるサラリーマンのおじさん。私はいつも「1ステ」と呼ばれる、カウンター席とそれを囲む禁煙席の区画の担当だったので、いつもカウンターに座るそのおじさんとは、平日はほぼ毎日顔を合わせていました。

おじさんはいつもメニューも見ずに、必ず「日替わりランチ」を頼みます。
私はおじさんがドアから入ってくると、まだ注文も受けないうちから、「日替わり」をposに打ち込んで、カウンターに座ったと同時に「こんにちは~!」と水とランチスープとコーヒーを同時に出すのでした。
(今考えると、たまには違うものを食べたい日もあったのでは・・・汗


そして、ある日大失敗!!いつもの用にランチスープを出そうとしたら、手が滑っておじさんにもろにぶっ掛けあせる

「うわ~!!すいません!!」
Tさんも駆けつけて、二人して平謝り。

でも、おじさんは何事もなかったように、「いいんだ、いいんだ、これは会社のユニフォームなんだから、何枚でもいつでも着替えられるし、会社でクリーニングしてもらえるんだよ。」
と、クリーニング代を払わせてくれというTさんの申し出も断り、普通にぬれた服で、ランチを食べて、お金もいつもどおりに払って、私にも「気にすることないんだよ~」といって帰っていくのでした。
そして、次の日もやっぱりいつもの様に来てくれました。

こんなとき、こんなふうに優しくされると、怒鳴られるよりよっぽどこたえるんだよね・・・
それから、注意力はついたかどうかはともかく、注意しようという努力はするようになりましたよ。

昔の大人は、こういうでっかい器で、若者をサポートしてくれたんだね。
大の大人が「今時の若いもんは~」というのは、本当は恥ずかしいことかもね目