読譜 単語をつくるぞ | バイオリンの先生の日記帳

読譜 単語をつくるぞ

前回、読譜の「あ・い・う・え・お」を習いました。
でも、「あいうえお」や「ABC」はツールなので、これを知っているだけでは文章は読めるようになりません。
言葉もしゃべれるようになりません。
単語を覚えてなんぼです。普段読書をしているとき、あのような速さで文字を読めるのは、「あいうえお」を超素早く判断しているわけではなく、単語や文章を図形として認識し、それを、もともと知っている言葉の音にリンクさせているからです。
というわけで、ここからが本番です。拍子の基本、りんご1個の単位を使った単語のボキャブラリーを、ことごとく増やすことを目標にしていきます。(といっても、そんなにはありません。)
まずは、りんご一個の基本単語づくりです。
バイオリンの先生の日記帳-TS3O01080001.jpgこれは、前回の復習、音符のあいうえお。たったの3つ。
バイオリンの先生の日記帳-TS3O01110001.jpgここで、こどもに質問します。「りんご半分をいくつ集めれば、りんご一つになる?」幼稚園でも、即座に「2つ!」というこどもがいます。幼稚園でも分数の概念は理解できます。わからなければ、ジェスチャーを交えて図にすれば理解できます。そして二つの音符の旗をくっつけて一つにし、りんご一個分の音符にします。
バイオリンの先生の日記帳-TS3O01120001.jpg半分の半分の音符についても同じ事を行います。驚くべきことに、4歳ぐらいで即座に「よっつ!」とこたえるお子さんがいます。こういう子にとって1年生で「いちたすいちは~?」なんて退屈だろうな~。
バイオリンの先生の日記帳-TS3O01140001.jpgりんご一個の単語「タッタッ」が完成。
バイオリンの先生の日記帳-TS3O01130001.jpg同じく、りんご1個の単語「タカタカ」が完成。

これに、旗のない四分音符ひとつの「タン」を加えて、ただいまボキャブラリー3つでございます。

つづく