南相馬市被災地支援報告
遅くなってしまいましたが、前回の走り書きの通り、被災地である福島県の南相馬市へ
行って参りましたので、そのご報告です。
まず、今回のテーマは、
・被災地の皆様へ必要物資を届ける事。
・被災地の皆様においしいラーメンを食べてもらう事。（屋台ラーメン一’ｓさん提供）
の２点です。
主催者は木村修平さん。私と同じく市議選を戦いながら惜しくも次点となってしまわれた方です。
３．１１の大震災以来、政治活動を中止し約３週間もの間、社会福祉協議会のボランティアとして
日々復旧作業に携わって来た仲間です。
集合場所へ行きますと、私は聞いていなかったのですが、布施健太郎さんもいらっしゃいました。
布施健太郎さんと申しますと、この４月市長選挙に立候補され、惜しくも次点となられた方です。
元々面識はありましたが、私は対立候補を推していた人間ですので、少々気まずい、、、
かと思いきや、それはそれ、和気あいあいと一緒にラーメンを作って参りました。
やはり政治家としての器が大きい方です。
前置きが長くなりましたね。。
それでは、本編始めます。
２ｔトラックにこれでもかと積まれた物資
まさしくみんなの想いのつまった２ｔトラックです。
ちなみに私が提供したのは粉ミルク、香取線香、虫よけスプレーなど。
現地では、例えスーパーが営業を再開したとしても、買うお金が無いのだそうです。
仕事そのものが無くなってるので、収入が無い。
義援金５万円がなけなしの収入です。いつまで続くかわからない、不安な生活です。
向かう途中通過する「飯館村」の光景
急遽、計画的非難地域となり有名になった飯館村の田んぼです。
見渡す限りの田んぼにはもちろん水は引かれていません。
この田んぼにまた稲が実る日はいつになるというのだろうか。。
海岸から約４キロ地点にある小学校
ようやく辿りついた南相馬市。
その津波の到達地点でがらりと変わる風景に絶句。
文字通り、言葉を失いました。
船の残骸がこんな所まで。。
小学校近くの建物の壁
４キロも離れた場所で、これほどの高さまで津波が来ていたという事です。
バケツリレーによる荷下ろし風景
木村修平さんの知人宅へ到着。荷おろし作業です。
こちらの車庫から町内の皆様へ供給されて行くのです。
海岸付近の光景
いよいよ、海岸付近へ。
絶句。。３６０°見渡す限りが廃墟です。
ここは、住宅街だった地域だそうです。
テレビや、写真では伝えきれない凄まじさがそこにはありました。
剥き出しとなる住宅の基礎
漂流物や、ガレキの撤去が進み、見えるようになった住宅の基礎。
もちろん家は流されて跡形も有りません。
廃墟にたたずむ鯉のぼり
ボランティア団体が立てたものだそうです。
鯉のぼりの下にあるお供えもの
渡す事の叶わなかった卒業証書も置いてありました。。
ニュースでも報道された火力発電所の爆発後
極上のラーメンの準備をする面々
いよいよ、２つ目のテーマ「おいしいラーメンを食べてもらう」
赤十字社のテントの元、ラーメン屋「一'ｓ」（いちず）さんのスタッフと私達ボランティア
で準備します。ちなみに、私はチャーシューを炙る役目でした。
限定200食の提供となります。
ラーメン待ちで集まって来た人々
ラーメンが食べれるという事を聞いて集まって来た、でき上がり待ちの人々。
これは顔が写らないように撮れた写真であって、もっともっと沢山集まりました。
ラーメンが食べたくなったからラーメン屋へ行く。
その辺り前の事が、ここでは存在しません。
本当に好評で、皆さんそりゃぁ笑顔で大満足されてました。（もちろん私も）
「笑顔に繋がる。」それこそが本当に尊い事なんだと私は思っています。
放射能検査を受ける面々
帰り際にちゃんと放射能検査を受けて来ました。
もちろん全く異常はありません。
検査スタッフは、九州電力からの派遣との事。遠くから本当にご苦労さまです。
深夜の屋台ラーメン「一’ｓ」幕張店
目的を無事に達成し、帰って参りました。
こちら、お世話になったラーメン店「一’ｓ」に、寸胴やらガスボンベやらを
お返しして、今回の長旅の終了となりました。
私自身初めて食べましたが、本当においしいので皆さんも是非一度行ってみて下さい。
屋台ラーメン一’ｓ（いちず）
なお、同行させて頂いたお二方のブログにも詳細がありますので是非ご確認下さい。
木村修平さんブログ
http://ameblo.jp/kuwagata-nkc/
布施健太郎さんブログ
正直、自身の能力に関して言えば、このような時に特別役に立てるものは持っていません。
ただ、政治家として、この震災から学び、そして今後の行政の危機管理、災害対策を
改善していく事。市民の命をどう守るのか。これからが私の本当のできる事と思います。
「大切な人を大切にするまちへ」
引き続き、精進して参ります！！
最後に、このような機会を与えて頂いた木村修平さん、本当にありがとうございました。
南相馬市
突然ですが、、、
本日の臨時議会の終了をもって、これから夜発で、福島県の南相馬市へ
行って参ります。
今回の習志野市議会選挙で惜しくも次点となられた「木村修平」さんのご紹介です。
（震災後、一緒に社協でボランティアをしていました。本当に残念な結果でした。。）
炊き出し、及び物資支援の配送がその主な目的となります。
帰って来たら、また詳細報告します！！
初議会
昨日１６日、習志野市議会の平成２３年第１回臨時会が開会致しました。
言わずもがな、これは私の人生初の議会となります。
こうして改めて30人が並びますと、市民の代表としてこの場で肩を並べ
られる事に喜びを感じるとともに、皆様から選んで頂いたその期待に
しっかりと応えて行かねばならない。という使命感を感じて参りました。
もちろん開会前です。
私の視点から見た会議場。
なお、今回の議案は、議長の選挙・常任委員会の選任、
震災関連の補正予算等々についての専決処分の事後承認
が主な内容です。
「専決処分」というのは、有事の際など緊急を要する場合には、議会を
招集せずとも市長の一存で処分し、議会に事後承認を取れる仕組みです。
つまり、震災に対応する為、議会に無断で使ったお金の承認をするという事です。
与党はともかく、当然野党の皆さんはしっかりと追及をされてまして、
なんと、議会が終わって時計をみると夜の8時を回っていました。。
所属会派は、「真政会」（4名）
所属常任委員会は「文教福祉常任委員会」
となりました。
希望通りの委員会に入れましたので、まずは一安心。
なお、所属会派の都合上、議席は3列目の左から2番目。（4列中）
議会というのは、通常後ろへ行くほど年長者になる仕組みですから
新人かつ、若手議員としては、やや恐縮する位置ですね。。
早速ですが、他の会派から新人の議員さんが、初めてながら、なかなか
鋭い質問をしていました。
負けずに頑張っていきたいと思います！！