原発ゼロへ大転換を。①原発は安全ではない | あらき大樹のブログ

あらき大樹のブログ

荒木大樹(あらきだいじゅ)
のブログ

①原発は安全ではない

「絶対安全」はない。

 建設以来、事故は絶対に起こらない、「絶対安全で、クリーンで、安い未来のエネルギー」と言い続けてきた原子力発電。

 しかし、平成23年(2011年)3月11日、原発事故は起こった。過去最悪の事故といわれたチェルノブイリ原発事故、それに勝るとも劣らない事故が、福島第一原発で起こった。東日本大震災で津波が発生し、全電力を喪失し、建屋は水素爆発で吹き飛び、核燃料はメルトダウンした。未曽有の大危機だ。

 

 福島第一原発事故 水素爆発1号機、3号機(ユーチューブ動画)

https://www.youtube.com/watch?v=VLJspb_mo-s

 

 

 原発はひとたび事故が起これば被害は甚大で、多大の人命も失われることになる。事故原発の周辺は放射能によって住めなくなる。

 

 事故後、福島第一原発の地元町役場の原発担当者の話を聞いたことがある。

「原発によって町(の財政が)が潤った。国から交付金が下りて、原発関連企業の恩恵で町の景気は良くなり、立派な公共施設はどんどん建った。しかし、原発事故によって故郷を失うことになってしまった。大変な間違いだった。これを沢山の人に伝えなければならない」と語った。

 

 放射線量が高い汚染地域は、広大な見渡す限りの土地で、ひと目で完全に全て除染は出来ないだろうと思われる。二度と帰れないふるさと。この件に関して政府は語らない。国策として原発推進してきた経緯があり、大問題だからだ。

 

 事故で被曝してもすぐには健康障害が出ない場合もあるだろう。放射能は目に見えない。被曝しても急激に症状が出ない限りわからない。例えば、放射性物質を体内に入れてしまい被曝するが、数日で対外に輩出される。そして5年後、10年後にさまざまな症状が出ても、事故との因果関係は認められないとして、損害賠償や十分な治療も受けられない。

 

続く