○書評 24冊目 本日は、お日柄もよく
○原田マハ
○徳間書店
○政治もの、恋愛もの


原田マハさんのアート以外の作品は、これが初めて。政治とスピーチのプロをキーワードに、面白そうだったので、読んでみる。


○あらすじ

主人公は、二ノ宮こと葉で、製菓メーカーで働くありきたりのOLだ。厚志君の結婚式で、衝撃的なスピーチに出会う。久遠久美一伝説的なスピーチライターだった。久美のもとで、スピーチ作りの見習いとなる、こと葉。そのスピーチが評価され、製菓メーカーの広報戦略室へ、こと葉は異動となる。そこで、ライバルとなる和田日間足と出会う。久美とこと葉は、野党民衆党のスピーチ参謀として招かれる。スピーチの力で、政権交代を目指して。


○書評 : 85点です。

主人公が、ひょんなことからスピーチを作ることになり、選挙にその力を試されていく、という所に面白味があった。「言葉で世界を変えていく」仲間たちの物語は、読んでいて痛快だった。政治、選挙の話を主に、主人公の恋も描かれている。


○こんな人におすすめ

⚫︎スピーチライターという特殊な仕事に焦点を当てて、政治が変わっていく様を見たい人。

⚫︎政治もの、お仕事もの、恋愛ものを読みたい人。


○本音

⚫︎最初はスピーチのノウハウが描かれており、ためになるが、知識が述べられているだけで、単調だった。

⚫︎最後は、ハッピーエンドで良かった。


○文章の相性 ☆☆☆☆☆


○シナリオ、脚本メモ


野党側で、政権交代に挑む主人公と仲間たちだが、与党の立候補者は地元にも支援され、選挙参謀も優秀で、強敵だ。目的、欲求に対する障害が登場し、対立が描かれる。同時に、「勝てるのか?」と物語に引き込まれる描写となっている。