日本ファクトチェックセンターなるものが10月に発足した。

 

日本にはそれまでファクトチェック団体が「ファクトチェック・イニシアティブ」くらいしかなく、そこにもう一団体増える形だ。が、どうもこの「日本ファクトチェックセンター」のメンバーは朝日新聞社色が強く、「面白い団体だなぁ(棒)」と思っていた。

 

これで誤情報が洗われるのかぁと思ったら、大手メディアはファクトチェックの対象外。

理由としては、相応の責任を持って情報を発信しており、誤情報を流した際の失う信用がでかいため、嘘は書かないだろうという理屈らしい。

チェック対象はインターネット上の情報に限定される。

新聞社同士で切磋琢磨しながら情報の信頼性を上げていけばいいと思うけれど、日本ファクトチェックセンターはその配役には就かない。

 

つまり日本ファクトチェックセンターが設立されても、朝日新聞の信頼性は変わらない。そもそもがファクトチェックの対象外。

 

荒川君に関係があるとすれば、

信ぴょう性の薄い情報でも数多くアップして、質より量で勝負をしているSEO記事が淘汰されれば、仕事量も単価も増えるだろうかね。

けど、そこまでガリガリやらないでしょ。最初に見せしめとして指摘対象になるのはどこなんでしょうね。

 

日本ではファクトチェックは校閲者や監修の仕事。もしくは記事を書いたライターの責任。

最近は校正者もちょっとしたファクトチェックをするようになってきましたが、基本的には専門外。

たまに誤認情報を拾い感謝されることはあるけど、仕事の範疇ではないので、毎回それを期待されてもできませんね。

 

日本の文字を守ってきたのだから、朝日新聞社の担当を入れるより、校正者、校閲者を入れた方がもっと有意義な団体になると思うんだけれどね。