昼間、スーパーに行った。
最近は、魚売り場が穴場。 コロナ急速拡大で、飲食店の営業時間短縮、GoToトラブル一時中止などの影響で、飲食店や宿泊施設に行くはずの高級魚が、スーパーに流れてきているのかも知れない。
マグロ、タイ、カンパチなども、切り身でなくて、四半身で599円。
新鮮だし、脂の乗りもいい。 ありえな~い。
複雑な気持ちだけど、買い込む。
それで、精肉売り場に行ったら、ひき肉までも、いつものスジとか脂肪がいっぱい入ったのと、全く別物。 まともな合い挽きで、グラム88円とか、98円。 牛、豚を一キロずつ買う。
それで、家に帰り、早速、民放のワイドショーをチラ見しながら、ハンバーグをこねる。
ワイドショー、政府が会食は4人までと制限しておきながら、ガースーは8人会食…というのを詳しくやっている。 街ゆく人々も、飲食店主も、コメンテーターも怒ってる。
なんだろね。 アベもガースーも法学部政治学科出身。
法律を守らないでも平気のへっちゃらだし、新コロナに対しても、危機感もなければ、科学的知見やデータも用いない。 スコットランドなどの小国でも、感染者の遺伝子解析して、「旅行移動が感染拡大をもたらす」と、根拠を示して、人々の外出自粛を促す。 そんなことも考えられない。
民主主義の政治という根本的な政治センスがゼロ。
それなのに、戦後から続いてきた日本国憲法とか平和主義という価値を、新しいのに取り替えようとしている。
憲法を取り替えるなら、日本の戦後政治とか、世界の動向なんかを総括することが、求められる。 そのために、政治学を学んだ者としては、学者の意見を十分に聴くことが大事だろう。 専門家の参加なくしては政治は成り立たない。
学者に政策で意見を求めるのが、日本学術会議。 法律にそう書いてある。 引退した名誉教授みたいなではなく、現役のバリバリの学者が勢ぞろいしている。 憲法改正なら、法学をはじめ、社会科学系の学者が政府にとって必要。 その社会科学系の学者たちばかりを、今回任命拒否した。
拒否する理由は、警察公安畑の副官房長官が、「外すべき」とメモで指示したから。
高級ステーキ店で、8人会食したのは、官房長官によれば、「幅広い人たちと交流する」のが、目的。 日本学術会議や、国立感染症研究所なんかより、半ば引退の芸能人やスポーツ選手、司会者なんかのほうが、政治に役立つという程度の首相なのよ。
ぼやいてもしようがないが、ポンコツは役に立たない。 動かない車の運転手に「運命だから、乗っていきな」と言われて、料金払うほど、国民はお人好しではない。
ハンバーグをこねながら、
私みたいな引退ババアだって、物心ついた60年代から現代まで、政治や社会状況。ほとんど自民党政権ばっかでも、いろいろあった。
ガースーもほぼ同じ時代だったはず。
70年安保で傷ついている友人たちがいて、「なぜ、戦後豊かになったのに、安保闘争のような叛乱が起きたか?」というのが、きっかけだったかも知れない。
マルクスの疎外論、社会科学パラダイム転換、正義論、ユートピア、フェミニズム、第三世界、エコロジー…。
このままラディカルに進むのかと思ったら、 草の根保守主義。
いたんだよなぁ。 住民運動やってても、草の根封建オヤジ。
左翼とか、過激派とか、共産党という情動的批判にはうんざり。
今は、文部省×日教組とか、国鉄×国労というわかりやすい対立はもうなくなって、労働組合も衰退して、なんか「新自由主義」というお化けに支配されてるけど、「小さな政府」といいながら、今までの「大きな政府」体制を崩すために、国が大きな介入をする。潰れかけた航空会社や製鉄、銀行などに国の巨大資金が投入される。
鉄道は、郵便は、教育は、女性は、労働者は、政治によって良くなったのか? どんな社会がいいのか?
そんなこと考えないで、面白いポピュリズムの政治で一喜一憂していればいいのか?
経済大国といいながら、国民は決して豊かじゃないし、 心配事ばかりで、幸福度ランクは低い。
こんなハンバーグこねてるおばさんより、首相のほうが、想像力も、人間的魅力も、たぶん、学力も科学的知識も低い。 道理も分かっていない。異次元生物。
国民の過半数はそう思っている。
政治が怒りから軽蔑へと変化している。
銀座「ひらまつ」のガースーご用達
あらかんご用達 ハンバーグ30個分
次回につくりかたを紹介します!