お胸様再建への道(左右対称 位置決定!) | 乳ガンだけどケ・セラ・セラな毎日

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H14.5.15乳がん発覚!何を失い何を得たか.....
思いつくままに書き綴ってみます。

過ぎたこともこれからのこともくよくよ考えないでおおらかに、ほんのり前向きな気持ちであれば、そのように世界は見えてくる。なっていく。

そんなケ・セラ・セラな毎日


「中間」これが私のお胸様の位置になりました。

なんども何度も形成の主治医と話しをし、色々なことを聞きき、散々主治医を困らせた挙げ句

「も~、私は初めてなんだから考えてもわかるわけないんだから、先生が決めて!」

それでも優しく主治医は言いました。

「私が決めても、それは貴女が納得する胸ではありません。決めることはできないけど私の考えをお話しさせてもらうとしたら」

と前置きをしてから、

「貴女の健側のお胸はこれ以上下垂しないと思います。そうすると今現在多少のズレがあってもこの先それがひどくなることはないと思います。だとすれば、アンダーバストを大きくずらして、この先の生活にストレスを抱えるよりは、ギリギリのラインにアンダーバストの位置をもってきて、あとは私の持てるだけの力で頑張って下垂の再現をします。」

はい決定!!

下着着用時、寄せて上げての立派な谷間はできないけど、そこそこおかしくない谷間ができ、

裸時、完全な左右対称ではないけど、そこそこ左右対称の位置にお胸様があり、

アンダーバストのズレもそこそこだから、生活にもストレスなし

いいことだらけの「中間」に決定しました。

心の底から納得できたのは、形成の主治医のおかげです。たいした胸でもないのに、変にこだわる私の話しを一生懸命聞いてくれ、その度答えをだしてくれ、一緒に考えてくれた形成の主治医がいてくれたから「中間」という位置もあっけない程すんなり受け入れることができたんだろうな~。

そして、頭の片隅にいつもあった乳腺の主治医の「所詮作り物だから、あまり期待しないでね」

これも私には必要だったなぁ。

形成の主治医「最大限の力で」
乳腺の主治医「作り物だから、期待しないでね」

変なこだわりを溶かし、納得できたのは、二人の主治医のおかげです。

位置決定した日、最後に形成の主治医が
「私も中間がベストだと考えます。この先介護される側になって裸になることがあったとしても、えっ?て顔されないお胸様をつくるからね」

と言ってくれました。