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今年は迷走した。



日本に、現代に、漫画界の状態に、はっきりいって憂いて悩んだ。


もともと現代日本の
『過激で退廃した蜜を吸いたい状態』と
『保守で自分の幸せにしか興味がない状態』

のギャップに揺り動かされてる状態に、軽い疲れを感じていた。



ネット依存が進むのと比例して情報飽和も進み、幸せの価値観が壊れかけている…現代人がそんな状態に陥ってるように見えてしまい、憂国感が頭を離れない。

自分の思い込みだったとても、そう思ってしまったのなら自分の中ではそれが現実なんだから、迷ってしまうのは自然なことだから仕方ない。


ただ、迷うばかりで解消しようとしないのはアホだから、なんとか脱却するためにいろいろ工夫し、失敗し、また工夫しの一年間だった。





年の半ばに取材兼バカンスのつもりで、軽い気持ちで訪れたインドネシアで、更なる迷いが去来してしまい、迷走に拍車がかかった。

貧富の差がタイの比じゃない。
ましてやシンガポールの裕福な学生とは比べものにならない。

カンペキな貧しさ。

いや、貧しいというか、古いのかな。
日本の1960~70年代の庶民文化がちりばめられてる感じ。

『三丁目の夕日』や『じゃりん子チエ』みたいな世界で青少年たちが笑って懸命に生きてる。




帰国後俺は少々悩み、優雅な独身族やホストホステスの住むマンションから昭和的住宅街の一戸建てに引っ越す決意をした。




お金にたいする感覚や、幸せに対する飽和した感覚

健康、家族、将来、平和、革新、自由

それって結局答えはなんなの?

十人十色はいいけど、流動的すぎて形が見えないことないか?

自由といっておきながら、ひとつのカタチにとらわれてやしないか?



あらゆるものに対する迷走感覚がいっぺんに襲ってきて、これは子供の頃していたようなシンプルな暮らしに少し近づけないと、混乱を直せない気がすると思っての引越だった。





来年は40歳。



30代最後に迷いおさめができてよかった。