先日の「日本画家 廣瀬長江画伯からの手紙」の読み下しです。
巻紙にきれいな字で書かれています。
まず最初の部分
拝啓
日増しに夏近きと
覚え参り候 其后
愈々御繁務に被在
候や 御音信なきまゝ
程なく御出京にもや
と存じ居り候 扨
御心配相かけ候 小生の
悪癖も少しづゝ
快方に向ひ参り候
拝啓
日増しに夏近きと覚え参り候
其后愈々御繁務に被在候や
御音信なきまゝ程なく御出京にもやと存じ居り候
扨 御心配相かけ候 小生の悪癖も少しづゝ快方に向ひ参り候
1912年ですから112年前の今日。
「日増しに夏近き」と書かれ、当時の5月7日も暑くなってきたのかと思います。
「その後いよいよ御繁務」旅館が忙しかったのか、三代目相原寛太郎が忙しかったのか?
連絡なきまま、近々東京へ来られるのかと問ています。
心配かけていました悪癖(=当時は皆様色々体調を崩されたりしていましたので、そのことかと。)も快方に来ています。
と、そんな下りから始まっています。
続きはまた後日。
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