新井旅館の裏庭。

  

 

野面積みの石垣

 

階段を上がると持仏堂が建っています。

 

 

昭和11年築 登録有形文化財 観音堂

 

設計は日本画家安田靫彦画伯。

 

大正11年、安田画伯は新潟県出雲崎の「良寛堂」を設計しますが、屋根の部分はそっくり同じデザイン。

 

藤原式建物。

 

京都宇治に建つ「平等院鳳凰堂」の両翼の屋根と同じデザインです。

 

観音堂の中には聖観音菩薩と、聖観音菩薩を安置するための春日厨子が置かれています。

 

この厨子は、東京調布市にある「深大寺」の国宝釈迦如来像を安置するための釈迦如来倚像厨子を作成した、奈良の漆芸家・吉田包春氏の作。

 

吉田包春氏は奈良漆器の第一人者で、大正から昭和にかけて正倉院の宝物の修理と模造制作に携わった方です。

 

安田画伯の依頼で、深大寺の他にも神奈川県大磯にある旧安田善次郎別荘内の持仏堂の厨子も作成しています。

  

宇治の平等院や良寛堂、そして旧安田善次郎別荘の持仏堂などとも関連のある「観音堂」

  

 

ご滞在中に是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

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