「昭和10年築 国の登録有形文化財 吉野の棟」
新築当時の写真。
一階が「龍田の間」と右に「山吹の間」、二階は「吉野の間」。
今日は「吉野の間」に入ってみます。
扉を開けると、2階へ上がる階段。
踊り場があり、また少し上がると二階 「吉野の間」
本間は14畳に、2畳ほどの書院の小部屋
東山文化の書院造りです。
部屋の外は「桂川と竹林」
只今新緑が美しいカエデの木。
紅葉の季節を想像してみてください。
一階「龍田の間」同様、10畳の次の間があります。
昭和10年頃はこんな感じでした。
照明と欄間と窓ガラス、あとは掛軸が違うくらいです。
本間の横に「化粧の間」
ここも水屋になっています。
そしてお手洗いがこの奥。
廊下を挟み、北側にもう一つ「お着きの間」
8畳の部屋が付いています。
「お着きの間」の奥にもう一つお手洗い。
外は只今新緑。
「お着きの間」の前の階段を降りると。
左がお風呂。
右の躙り口は両側の鍵を外すと、「龍田の間」「吉野の間」が繋がります。
昭和初期、初代中村吉右衛門丈がご家族や歌舞伎のお仲間などと大勢でお越しになったり、高浜虚子さんご一家がお越しになられたときに二部屋つなげて使われていたようです。
お風呂はヒノキ風呂。
温泉です。
昭和初期の日本建築。
安田靫彦画伯と早稲田大学中村鎮先生の合作ともいえる「吉野の棟」
歴史を感じながらお泊りいただければと思います。
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