歴史画の大家「日本画家 安田靫彦画伯」

 

明治41年、肺を患った安田画伯は翌年の明治42年の5か月間を新井旅館で過ごします。

 

大正から昭和にかけて、新井旅館の建物が新しく建て直しをする際、安田画伯はその設計や考証に大きく関わってくださいました。

 

今日は「昭和7年築 登録有形文化財 あやめの棟」の建築に関しての話。

 

新井旅館では昭和6年、明治時代からのお風呂「あやめの湯」の老朽化に伴い、新しいお風呂の設計に入り、それまであった「あやめの湯」とその隣に建てられていた「あやめの間」を取り壊します。

 

そして昭和7年に出来上がった設計図。

 

設計は鎮コンクリートで有名な中村鎮さんと安田靫彦画伯。

 

 

(天平大浴堂の設計を途中で変更しましたので、この図面は昭和8年3月訂正になっています。)

 

図面の中の「あやめの間」の部分。

 

 

全体的なイメージは寺院建築。

 

屋根は唐招提寺の屋根を模しているそうです。

 

そして昭和7年に「あやめの棟」が完成しますが、その時の写真。

 

 

まず「あやめの棟」が完成するのですが、この時点ではまだ「天平大浴堂」がありません。

 

その2年後この手前に「天平大浴堂」が完成します。

 

 

今日は「日本画家 安田靫彦画伯」が関わった建築物「あやめの棟」の話でした。

 

 

 

 

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