今日の修善寺温泉は晴れ。
伊豆市の今日の最高気温は、予報通り昨日よりグッと下がって７℃となっています。
そんな中、今年最後の日の「だるま山から見た富士山」は、綺麗なお化粧をして顔を出しています。
今朝７時の伊豆市ライブカメラからの映像です。
今年を締めくくる、綺麗な富士山です。
いろいろなことが起きた一年でした。
今年はこの年賀状からスタートしました。。
ごあいさつ文には「東京オリンピック開催」が載せられ、自転車競技が行われる伊豆市では大いに盛り上がっていました。
2月恒例の「修善寺梅林 梅まつり」にも多くの方が訪れて頂きました。
「昭和２年築 登録有形文化財 紅葉」では今年もたくさん茶事が行われました。
そして同じく２月には、テレビ朝日にて放送の「帰れマンデー見っけ隊！！」で、サンドウィッチマンさんたちが修善寺温泉を目指し登場すると、予約やお問い合わせのお電話をたくさんいただけることとなりました。
３月には、テレビ朝日開局60周年記念番組 「やすらぎの刻 ～道～」にて、4回連続で新井旅館が登場し、こちらでもまたたくさんのご予約・お問い合わせをいただきました。
しかしながら、この時着々と新型ｺﾛﾅｳｨﾙｽの影響が日本全国に忍び寄ってきました。
３月２４日、２０２０年東京オリンピックが１年延期されることになりました。
４月に入っても感染拡大は収まらず、伊豆市は令和２年４月１３日から５月６日まで、新型ｺﾛﾅｳｨﾙｽ感染症拡大防止のため「営業自粛」の要請を出し、新井旅館も５月３１日まで営業自粛となりました。
そんな中でしたので、毎年行われていました４月２１日の「春の弘法さん 湯汲式」も少人数だけで行われ、その後もほとんどのイベントが縮小または中止となってしまいました。
営業自粛という苦しみの中、新井旅館では館内の修復などに力を注ぎました。
4月から5月にかけての2ヶ月の間に、野天風呂へ向かう通路の修復。
そして「天平大浴堂」の壁の修復や灰汁落とし。
5月の終わりには館内の大掃除も終え、営業自粛後にお越し頂くお客様に安心してお過ごしいただけるよう準備をしてまいりました。
ｺﾛﾅｳｨﾙｽ感染により、まだまだお客様のご予約も少ない中、6月の営業再開と同時にBS朝日さんの「百年名家」が放送。
そして、2月に放送されたテレビ朝日さんの「帰れマンデー見っけ隊！！」の再放送も行われ、徐々にお客様のご予約が増えてきました。
そして観光業に携わる方々が待ちわびた「GOTOﾄﾗﾍﾞﾙｷｬﾝﾍﾟｰﾝ」が7月22日に開始されると、有難いことにご宿泊の予約が数多く入るようになってきました。
そして8月。
それまで数多くのイベントが中止に追い込まれていましたが、だんだんと感染防止を行うことで縮小しての開始が増えてきました。
「キャンドルナイトin修善寺 天城連峰太鼓の演武」
が密を避ける形での開催。
９月の４連休も感染防止対策をとりながら、多くの方にお越し頂きました。
そして10月に入ると、一時除外されていた東京都の方々もGOTOトラベルキャンペーン対象となり、修善寺温泉も観光客の方々が増えてきました。
また旅行代金の１５％（上限6千円）にあたる地域共通クーポン券が配布されるようになり、たくさんの方々が旅行に出かけるようになりました。
11月中旬から12月半ばにかけて、修善寺温泉は紅葉狩りのピーク。
今年は特に綺麗な紅葉が皆様方を楽しませてくれたのではないかと思います。
しかし12月に入りｺﾛﾅｳｨﾙｽの感染拡大は収まる事はなく、「今年の年末年始はご家族だけでおとなしく」の形となってしまいました。
年末年始の新井旅館は「営業自粛」をしておりませんので、常連のお客様などは感染防止をされながらのご宿泊となります。
暮れも押し迫り、例年通り歳神様をお迎えするため、松飾りを置き、
昨日は注連飾りや樽飾りも置かれました。
今年は新型ｺﾛﾅｳｨﾙｽに翻弄され、大変な一年になってしまいました。
そんな中でも、国の有形文化財に登録された日本建築にお泊りに来ていただいたお客様は大勢いらっしゃいました。
館内の文化財ガイドにも沢山の方々の参加をいただき、安田靫彦画伯や川端龍子画伯が関わった建築や、横山大観画伯・初代中村吉右衛門丈、そして高浜虚子さんなど多くの文人墨客たちとのかかわりなど、新井旅館の歴史や文化を知っていただきました。
まだまだ新型ｺﾛﾅｳｨﾙｽの感染拡大は収まりませんが、新井旅館では今後とも感染防止に備え、お客様が安心してご滞在できる環境づくりに取り組んでまいります。
そして早く全国の新型ｺﾛﾅｳｨﾙｽの感染拡大が収束し、安心して生活できる日が来ることを祈っています。
来年は早く皆様が笑ってお過ごしできますように。
どうぞ皆様良いお年をお迎え下さい。
新井旅館のホームページもどうぞご覧下さい。
We look forward to your visit to our website.
歴史・文化に囲まれた宿 新井旅館 www.arairyokan.net
