平成最後の日の修善寺温泉は残念ながら雨となってしまいました。

 

「令和」に元号が変わりますが、新ためて新井旅館の「平成」を振り返って見ました。

 

平成になりバブル景気が起こったものの、その後崩壊し不況が続きました。

 

新井旅館もその波を受け苦しい時期に突入しましたが、

 

歴史的な建造物をいじらなかったおかげで、再スタートができた形です。

 

「日本の伝統的な建築を味わってもらう」ことがコンセプトになりました。

 

その後欧米など海外へのアプローチを増やし、日本の伝統的な建築をアピールしていく中、

 

平成10年に新井旅館の15の建物が、国の有形文化財に登録されました。

 

 

 

そんな中、平成16年10月台風22号が伊豆市を直撃。

 

「花の棟」が壊滅的な被害を負いますが、

 

日本大学国際関係学部の学生さんたちやボランティアの方々のご協力で奇跡的な復旧にこぎつけました。

 

平成22年にフランスミシュラングリーンガイドのスタッフが新井旅館に宿泊し転機が訪れます。

 

「竹林の小径」や「修禅寺」が二つ星をいただくと、その効果で海外の方の宿泊が加速していきました。

 

平成24年には今までに経験したこともない大雪に見舞い、家族風呂の屋根が崩壊。

 

大正時代から続く家族風呂を、日本建築の美しさを残した形で改装しました。

 

 

平成28年、築100年を迎えた「桐の棟」を改装。

 

 

昨年は、110年を迎えた「霞の棟」も昔のおもかげを残したままリニューアルしました。

 

 

新しい時代まであと1時間。

 

「令和」に元号が変わりますが、

 

飛鳥・天平・藤原・東山文化の建築を模した新井旅館の建物のすばらしさを、

 

海外の方だけでなく、多くの日本の皆様にも味わっていただきたいと思っています。

 

 

 

 

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歴史・文化に囲まれた宿 新井旅館  www.arairyokan.