15の棟が有形文化財の登録を受けています新井旅館。
中でも昭和6年から3年かけて完成した「天平大浴堂」は、
新井旅館、そして日本を代表するほどのお風呂と自負しています。
デザインは日本画家 安田靫彦画伯
早稲田大学の中村鎮先生が図面におとしたとき、
「一寸の狂いもなかった」
と言われた。
そんなエピソードも残っています。
新井旅館の建物の多くは、安田靫彦画伯の忘れ形見。
その安田靫彦画伯から頂いたハガキを今日はご紹介。
大正13年10月9日
92年前に頂いたハガキ。
大いそ 山手 安田新三郎
安田靫彦画伯の本名です。
東京市京橋区南槇町 大野屋旅館 相原勘太郎様
と書かれています、
新井旅館三代目 相原寛太郎は、
大正13年5月30日にも同様に、大野屋旅館さんに宿泊しています。
内容は、
江戸時代の僧 良寛さん の研究の第一人者とされる
安田靫彦画伯
少しずつ良寛さんの字体に似てきていますが、筆と違ってペンで書かれていますので、
まだ読みやすいかもしれません。
よろしければ読み下してみて下さい。
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