昭和10年築 特別室 吉野の棟

   

一階 龍田の間

  

    

専用の玄関もついています。

     

入口の扉は、50年以上寝かせた杉の一枚板。

   

  

日本画家 安田靫彦画伯の設計 

  

東山時代書院風応用と書いてあります。

   

東山時代書院風と言えば、慈照寺銀閣が代表的な建物。

     

    

努めて瀟洒(しょうしゃ=すっきりさせる)の趣を出すべく 

  

襖のふちを困難を排して四分になしたるハ古来始めての試とす

   

   

大きな襖ですっきりとさせています。

 

  

この部屋のもう一つの特徴は、部屋の柱等がすべて四方柾の柱。

    


節がありません。

 

部屋全体がとても綺麗な造りになっています。

 

そして11月も半ばを過ぎた頃、この障子を開けると・・・



こんな景色が飛び込んでくる、特別な部屋です。







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