今日の修善寺温泉は曇りのち雨。
午前中は大丈夫でしたが、午後からポツポツと降ってきました。
これから明日にかけては雨の予報です。
今から104年前、
明治43年、修善寺温泉新井旅館にてのツーショット。
左は若き安田靫彦画伯。右は新井旅館三代目相原寛太郎。
明治17年生まれの安田画伯は、14歳で小堀鞆音塾に入門。
16歳で今村紫紅画伯などと紅児会を結成し、歴史画の研究に努めました。
明治40年23歳のときに日本美術院の事業により奈良に国内留学しますが、
病の為翌年8月帰京。
しばらく鎌倉材木座にて療養していましたが、新井旅館相原寛太郎の薦めで
明治42年春から夏まで修善寺新井旅館で静養していました。
(伊豆市 近代日本画-巨匠たちの青春-より抜粋)
新井旅館での静養にて体調を戻された安田画伯は、その後は沼津にて静養。
この写真は、明治43年にやはり体調を崩し新井旅館にて療養をしていた、
初代中村吉右衛門さんに会いに来た時の写真です。
安田画伯は、大正7年相原寛太郎夫妻の仲人で結婚。
昭和に入ると、新井旅館の天平大浴堂や観音堂、花の棟や吉野の棟などの
設計を手がけていただきました。
新井旅館は、
安田靫彦画伯の思いがいっぱい詰まった旅館。
新井旅館にお越しになると、
安田靫彦画伯の思いも伝わってきます。
今日4月29日は安田靫彦画伯の命日です。
昨年の記事もどうそご覧ください→2013年4月29日の日記
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歴史・文化に囲まれた宿 新井旅館 http://arairyokan.net/