今日の修善寺温泉は曇り、お昼ごろちょっと雨といった天気。


夕方からは降りそうで降らない空模様で、今週一週間は同じような天気が続きそうです。




旅館独自の絵葉書というものが、昔から作成されていて、


その絵葉書を見ると結構時代を感じさせてくれます。



大正時代の新井旅館の絵葉書です。


あらゐ日記


旅館に来館されて、句を詠んで頂いたものを載せています。


尾崎紅葉先生浴中之吟


菖蒲湯(あやめゆ)に價(あたい)百貫の裸見よ


明治32年に新井旅館に宿泊されている記録が残っていますが、


何度かお越しになっているようです。


代表作「金色夜叉」は新井旅館で書かれた、とも言われています。

 
 
 

松居松葉先生浴中之吟


明治41年に岡本綺堂が新井旅館に宿泊し、「修禅寺物語」の構想を打ち立て、


市川左団次が演じて一躍ヒットしましたが、岡本綺堂のように、


明治後半から昭和にかけて新歌舞伎として作品を作った作家の一人が、松居松葉(しょうよう)先生


主な作品に「悪源太」(源義朝の長男で、源義平の呼び名)があります。

 

 
 

角田竹冷先生浴中之吟


明治・大正の俳人で政治家。尾崎紅葉らと共に新派の秋声会の創設に係わった方。




いろいろな方がお泊まりになり、いろいろなものが残っています。





新井旅館のホームページもどうぞご覧下さい。

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