《久喜市議会11月定例会》11月29日より定例会が開会しました! | 《久喜市議会議員》新井 兼オフィシャルブログ Powered by Ameba

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こんにちは、新井けんです。

 

11月29日に、令和3年11月定例会が開会しました。

会期日程は12月24日までの26日間となります。

 

議案書等の資料は、ホームページに公開されています。

https://www.city.kuki.lg.jp/shigikai/gian_kekka/reiwa3nendo/0311teirei/teirei0311.html

 

 

 

議会初日は、福祉健康常任委員会の委員長として、次の2点について報告をさせていただきました。

その内容を掲載いたします。

 

<行政視察報告>

埼玉県小鹿野町 「地域包括ケアシステムと健康づくりについて」

 

  16番、新井 兼です。福祉健康常任委員会では、去る10月20日に埼玉県小鹿野町の「地域包括ケアシステムと健康づくりについて」行政視察を実施しました。その内容についてご報告申し上げます。

 

 小鹿野町は、埼玉県北西部に位置し、秩父市と群馬県に隣接しており、秩父盆地のほぼ中央に市街地を形成しています。人口は1万1077人、高齢化率は39.03%、平成30年度まで3年連続で75歳以上の一人当たりの年間医療費が埼玉県内で一番低い自治体でもありました。

 

 はじめに小鹿野町の地域包括ケアシステムについてです。地域包括ケアシステムは、その時々の課題に対する体制整備を経て、段階的に現在の体制に至っています。

 先ず平成4年には、保健師を中心に地域の中で予防活動や訪問活動を展開し、介護が必要な高齢者や家族の状況を把握することで在宅支援の課題解決や社会資源の活用などを図ってきました。

 平成10年には、養護老人ホームの中に在宅介護支援センター・ヘルパーステーション・訪問看護ステーションを配置した総合保健福祉センターを開設し、保健と福祉が主となる行政主導の地域包括ケアシステムに第一歩を踏み出しました。

 平成14年には、国保町立小鹿野中央病院の増改築で、保健・福祉部門の入った保健福祉センターを病院に併設、介護療養型医療病棟及びリハビリ科を開設して通所・訪問リハビリのサービスを開始し、直営の福祉事業を含めた関係機関の連携を強化する町立病院を核とした本格的な地域包括ケアシステムが始まりました。

 

 小鹿野町の地域包括ケアシステムは、保健・医療・福祉が一体となりサービスを提供することにより、医療介護の必要な人に対して、医師・看護師・保健師・ケアマネージャー・作業療法士・ヘルパーなどの職員が多職種連携し、総合的に関わることで、保健・医療・介護の間に隙間が生じないように努めていることが特徴です。

 具体的には、会議での連携と個別支援の連携により、ケース中心のケアの一貫性を保つケアを実施しています。

 

 会議は、「地域ケア会議」、「包括ケア会議」、「緩和ケア会議」を中心に、多職種連携の体制が構築されています。当日は我々も約1時間半にわたる地域ケア会議に同席させてもらうことが出来ました。

 地域ケア会議では、病棟看護師長やケアマネージャーから入院や在宅生活において誰が何に困っているのか、家族の状況などの問題点が提示され、多職種の職員から意見が出されると共に、その支援方法について話し合いが行われていました。多職種間のそれぞれの役割を整理し、自分が対応すべきことを確認する場にもなっています。

 

 個別支援は、24時間365日いつでも入院できる「救急時特別入院制度」を導入しています。これは終末期、高齢者、多くの検査・処置を希望しない患者を夜間休日も受け入れることを目的としています。

 また在宅医療と介護連携のために秩父保健医療圏で使用できる「私の療養手帳」を発行しています。これはより質の高い在宅療養生活の実現を目指し、利用者の療養情報の共有化、多職種連携の要とすることを目的としています。

 

 次に小鹿野町の健康づくりについてです。「一人ひとりが豊かな人生に向かって自分に適した望ましい健康づくりを進める」ことを目標に掲げ、「健康寿命の延伸」、「生活習慣病の予防」、「心身機能の維持・ 向上」、「健康を支える社会環境の整備」を通じて、最終目標として町民一人ひとりの「生活の質の向上」を目指しています。

 

 具体的には、行政区ごとに選出した健康サポーターを育成し、血圧測定、バランスボール体験、輪投げの練習など地域における健康づくりの推進を目的として活動しています。

 また町立病院、役場の保健課・福祉課、ボランティア団体等の参加により開催している健康啓発イベント「健康ふれあいフェスティバル」では、町民輪投げ大会も同時開催されており、楽しみながら運動に親しみ、地域・仲間の輪を広げることに取り組むと共に、「高齢者健康づくり教室」、「ステップ体操教室」、「元気はつらつ教室」、「こじか筋力体操」等の保健事業、介護予防事業を展開し、筋力の維持向上、生活習慣病の予防改善に取り組んでいます。

 

 小鹿野町の地域包括ケアシステムと健康づくりは、数十年にわたる積み重ねの上に今の体制が構築されています。入院患者の減少による病院の収益減、近年の後期高齢者医療費や介護給付費の増加などの課題もありますが、役場の課長さんが仰っていた「成功はモチベーション、失敗は次の糧に」という言葉のとおり、「個々を支える」、「みんなで考える」、「つなげる」ことで、住民への支援がさらに強化されていくと感じました。

 

 以上で、福祉健康常任委員会における委員長報告といたします。 

 

<所管事務調査報告>

特定非営利法人あかり 「障がい者福祉サービス事業所の現状について」

 

 16番 新井兼です。福祉健康常任委員会は、閉会中の継続審査として、去る10月12日に特定非営利法人あかりを訪問し、「障がい者福祉サービス事業所の現状について」所管事務調査を実施しました。その内容についてご報告申し上げます。

 

 はじめに、「あかり学園久喜吉羽キャンパス」を訪問し、施設を見学させていただきました。

あかり学園久喜は、特別支援学校卒業後の学びの場として平成29年4月に開校し、これまで青毛キャンパスに1、2年生の生徒さんが通われていましたが、今年4月に吉羽キャンパスを開設し、3、4年生の生徒さんも継続して学ぶことのできる4年制の学園になりました。

 当日の授業プログラムは、登校後に朝マラソン・運動からはじまり、朝のホームルーム、ダンスの授業、昼休みを挟んで、和のこころの授業、清掃、帰りのホームルーム後に下校という時間割で、我々が訪問した時の朝のホームルームでは、プランタに花の種を植えている生徒さん達の伸び伸びとした姿が印象的でした。

 卒業後の進路は、本人と家族との面談を重ね、企業実習から一般就労、作業体験から就労施設への進路を見つけていくことになります。

 

 次に「あかりワークス国納」に移動し、施設を見学させていただきました。

 あかりワークス国納では、就労支援継続A型と就労支援継続B型の就労支援事業が行われています。当日はクラッカーの袋詰め作業、金太郎飴のシール貼りや袋詰め作業が行われていました。

室内には利用者毎に10月の目標が掲げられており、仕事面と生活面の各目標を掲げて実践することにより、人に感謝され自分の持つ力を自分で確認できるようになっていました。

 

 次に児童発達支援センターこころ園に移動し、施設を見学させていただきました。

 就学前の子ども達一人ひとりの状況や発達の過程、特性に応じて、きめ細かな支援を行っており、当日は子ども達に人気のシーツブランコが行われていました。

 

 施設の見学の後に、各委員より質疑応答が行われ、障がい者福祉サービス事業所の状況や事業所を取り巻く課題の把握に努めました。また意見交換の中で、「障壁を取り除き、社会の構造を変えていくのは、周りにいる私たちの役目である」という統括責任者の方からの言葉が強く印象に残りました。

 

以上で、福祉健康常任委員会における委員長報告といたします。

 

■ 新井けんプロフィール

ARAIKen

 

 

久喜市議会議員(2期目)/久喜市出身43歳

昭和53年生まれ。埼玉県立伊奈学園総合高校、法政大学法学部政治学科を卒業後、国立研究開発法人科学技術振興機構および越谷市役所の行政経験ITベンチャー企業の民間経験を経て、現在久喜市議会議員2期目。「できない理由を考えるより、できる方法を考える」ことを信条に活動中。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

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