《会派視察に行きました!②》市民が自由に利用できる地区拠点の公共施設 | 《久喜市議会議員》新井 兼オフィシャルブログ Powered by Ameba

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こんにちは、新井けんです。

去る7月6日(水)〜8日(金)において、会派新政久喜の行政視察に行ってきました。
 


<視察地および内容>
7月6日 北海道函館市 ①はこだてブランド映像制作事業概要「はこだてCM放送局〜Hako Tube〜」について

②函館市地域交流まちづくりセンターについて
7月7日 青森県弘前市 ①エリア担当制度の概要について

②弘前市市民参加型まちづくり1%システム事業について
7月8日 青森県八戸市 八戸ポータルミュージアム「はっち」 について 


 

◎北海道函館市 ②函館市地域交流まちづくりセンターについて

 


(1)事案・目的
・【景観形成指定建築物】函館市西部地区のランドマークとして、特徴的外観を保全

・【情報発信】函館市西部地区の振興とまちづくりの拠点として活用(魅力の創造、情報発信)

・【市民交流・市民活動支援】市民活動やサークル活動などの交流活動の促進・支援する施設

 

(2)施設概要

①施設

【構 造】鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造(新設エレベータ塔)

【規 模】3階建(塔屋部分のみ5階建)延床面積2,808.17㎡(約849坪)

【事業費】726百万円(用地取得費20百万円、実施設計費11百万円、初度調弁費13百万円を含む)

(内訳)

国庫補助金231百万円、起債487百万円、一般財源8百万円

 

※ 創建時に3階建の建物であったが、昭和初期に4階建(一部5階建)に増築。その後、耐震診断により3階建でなければ強度不足となることから、創建時を基本に3層に減築(増築された塔屋は昭和の意匠を残す)。

 

②利用の経緯

◆創建時(1923年〜)
【用 途】 百貨店(丸井今井呉服店函館支店) 
【所有者】 丸井今井(土地・建物とも)

 

◆函館市購入後(1969年〜)
【用 途】 市役所分庁舎(1970年〜2002年)
【所有者】 函館市(土地・建物ともに丸井今井より購入)

 

◆現在の用途と所有者、活用者
【現在の用途】 函館市地域交流まちづくりセンター 
  ※ NPOやボランティアなどの活動・交流の拠点
【所有者】 函館市
【活用者】 NPOサポートはこだてグループ

 

 

東北以北最古の手動式エレベータ

 

(2)事業運営

 

①指定管理者

・NPOサポートはこだて(施設運営)

 ※ トーショウビルサービス(株)(総合ビル管理)

 

②組織

・常勤職員7名

 センター長1名、副センター長2名(施設管理担当1名、総務担当1名)、職員3名(事業管理担当3名、経理担当1名)

・非常勤職員4名

 

③事業内容

 

【開館時間】9:00〜21:00

【休館日】12月31日、1月1日〜1月3日

 

 ア 市民活動支援事業:講座開催、情報収集、情報発信、相談業務等

 

 

 

 イ 社会参画促進事業:生涯学習、ボランティア、リーダーバンク

 ウ 移住サポートデスク:移住者と市民の交流、情報発信

 エ 定住化サポートセンター:移住検討者の相談、情報発信

 オ 提案事業:情報発信、情報誌発行、おすすめ散策ルート、歴史と催事コーナーの運営、各種講座の開催、喫茶の運営(委託)等

 

 

 

 

 カ 自主事業:講座開催、備品貸出等

 キ 総合窓口:情報の一元化

 

④事業費(27年度〜31年度 5年分)

 

支出:2億5,485万円

  人件費  1億4,875万円

  事業費    1,566万円

  光熱水費   2,338万円

  維持管理費等 5,578万円

  事務費    1,127万円

 

収入:2億5,485万円

 管理委託料 2億1701万円

    利用料金 3783万円

 

○函館市地域交流まちづくりセンター

http://hakomachi.com

 

 

<久喜市の状況>

函館市地域交流まちづくりセンターは、観光来訪者の観点からは、景観形成指定建築物として建物や古いエレベーターを目的に来訪される方や、道南地区等の他地域の観光情報を得ることのできる発信拠点となっています。

 

市民・団体活動の観点からは、利用者がホール等を利用する際は、机・椅子等の準備・片付けは、センターのスタッフが協力するとのことで、利用者は心配やストレスなく利用でき、稼働率にも好影響が出ていると推察します。

市民活動を行う団体の活動拠点としてブース貸しも行われており、併せて荷物も預かってもらえることは、活動しやすい環境を提供していることになります(大学のサークル拠点みたいなイメージかなと)。

 

階段踊り場に市内のイベントを一堂に紹介するジャンボカレンダーの掲示は、見た人は一目瞭然、知らなかったイベントを知る機会になります。

 

このように公共施設ではありますが、利用者が使いやすい環境となるように運営が行われています。

 

久喜市の公共施設はどうでしょうか?
管理・利用は、単純に会議室やホールを貸し出すというものもあれば、施設によっては、指定管理者の導入により自主事業等も行われ始めています。

 

現在、市に無償譲渡され新規取得した東京理科大跡地の建物の利活用が議論されています。当然、理科大跡地の有効活用を利用者目線で考えなければいけません。

 

一方で既存の公共施設が老朽化し、修繕や建て替え等の検討も行わなければいけない状況であることは間違いありません。

 

今後の展開としては、効率的に数の集約、事業の集約による複合的な要素を持った施設を生み出し、そこに交流を生み出す拠点になり得るように誘導していくことが必要と考えます。

 

 

■ 新井けんプロフィール

ARAIKen

 

 

久喜市議会議員 / 久喜市(旧鷲宮町)出身 37歳

昭和53年生まれ。埼玉県立伊奈学園総合高校、法政大学法学部政治学科を卒業後、国立研究開発法人科学技術振興機構および越谷市役所の行政経験、ITベンチャー企業の民間経験を経て、現在久喜市議会議員1期目。「できない理由を考えるより、できる方法を考える」ことを信条に活動中。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

twitter @araiken 新井けん(久喜市議会議員)

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