こんにちは、新井けんです。
去る7月6日(水)〜8日(金)において、会派新政久喜の行政視察に行ってきました。
<視察地および内容>
7月6日 北海道函館市 ①はこだてブランド映像制作事業概要「はこだてCM放送局〜Hako Tube〜」について
②函館市地域交流まちづくりセンターについて
7月7日 青森県弘前市 ①エリア担当制度の概要について
②弘前市市民参加型まちづくり1%システム事業について
7月8日 青森県八戸市 八戸ポータルミュージアム「はっち」 について
◎北海道函館市 ①はこだてブランド映像制作事業概要「はこだてCM放送局〜Hako Tube〜」について
(1)事案・目的
・【状況】平成20年度頃、函館市の観光入客数の減少
・【狙い】新たな情報発信ツールを開発し、プロモーションを行い、入込み増を図りたい(インターネット世代の若者をターゲット)
・【手法】独創的な観光資源情報を、1分程度の短編映像をYou Tube配信
(2)事業概要
実施期間:平成20年度〜平成24年度
委託料 :約13百万円(5カ年合計)
CM本数:約90本
制作条件:業者選定はコンペ方式(1分程度の観光資源情報を紹介する映像を30本以上制作・配信)
経 過:
平成20年5月19日〜6月6日 委託業者の募集(3者応募)
平成20年6月26日〜7月7日 選考員会の開催・決定
平成20年11月1日 公式ページ開設
(3)閲覧回数(平成20年12月1日〜、ニコニコ動画の再生回数を含む)
平成21年 1月 約22万回
平成21年 2月 約25万回(+ 3万件)
平成21年 3月 約29万回(+ 4万件)
平成21年 4月 約63万回(+34万件)
平成21年 5月 約73万回(+10万件)
平成21年11月 100万回突破
平成23年 8月 200万回突破
※ 平成24年6月末で230万回、うちイカール星人で158万回(68.7%)
○はこだてCM放送局〜Hako Tube〜
http://www.omoide.tv/hakotube/
○函館市公式観光情報はこぶら
(3)映像作品「函館滅亡!?タワーロボVSイカール星人」の大ヒット!
平成20年度の33作品のうちの一つ。イカール星人を題材とし、イカを好んで食糧としている函館市民に復讐するため、函館の街に巨大ロボット「イカボー」を送り込み、函館の街並みや歴史的文化遺産を手当たり次第に破壊。イカール星人からの侵略を阻止し、函館の街を守ろうと立ち上がった函館市は、五稜郭タワーロボを出撃、函館の市街地で対戦するというストーリーです。
プレスリリースに力を入れ、各メディアに宣伝素材を送ったことでインターネット上で話題性の向上→角川グループ映像コンテスト最高賞→道内地方紙、全国紙、テレビに取り上げられ、さらに受賞する毎にプレスリリース、メディアに取り上げてもらうことを繰り返すことで、閲覧回数が増えたと考えられる。
もちろん前提として、プレスリリリースして取り上げてもらえるだけの新規性、受賞するだけの斬新性がコンテンツ自身にあったと言える。
◆主な反響・コラボ等
①角川グループ映像コンテストで最高賞(H20.12.28)
②日本テレビ「ハマる動画天国」で最優秀動画賞(H21.3.25)
③中部国際空港258インチの大スクリーンで放映(H21.5)
④デジタルコンテンツ・オブ・ジ・イヤー’09/第15回AMDアワードでリージョナル賞
⑤第3回「旅ショート!プロジェクト」にノミネート(H24.3.28)
⑥大分県のTVCM「すべって転んでオオイタ県」(平成25年9月〜)の担当者が、はこだてCM放送局を見て考えついたとインタビュー回答
⑦”NHK NEWS WEB”(H25.10.2放送)松山市の観光PRアニメ制作・公開を取り上げた際に、イカール星人も取り上げられた。
◆その他の展開
①イカール星人着ぐるみを活用した観光PR
②箱館奉行所オープンに合わせてイカール星人PR映像、ホームページ
<久喜市の状況>
久喜市もYouTubeに、久喜市公式動画チャンネルを開設し、久喜市PRビデオを公開しています。
○久喜市公式動画チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCXxUHQxFAKuKqwLEuX9PsSA
また平成28年全国広報コンクール(主催:日本広報協会)では、久喜市PRビデオが広報企画部門で入選しました。
○全国広報コンクール 2016(平成28)年審査結果
http://www.koho.or.jp/contest/zenkoku/2016_result.html
久喜市公式動画チャンネル登録者は165人、登録済みの30本の視聴回数はトータルで45,911回です(平成28年8月12日現在)。 そのうち「久喜市1000人一発撮りワンカット撮影編」は、18,111回(39.4%)です。
観光資源が豊富な函館市であっても問題意識を持って映像を制作したことに対して、久喜市はどんな内容で映像PRを行えば良いのか難しい宿題をいただきました。
そして、プレスリリースや受賞で取り上げてもらえるだけの新規性や斬新性のある作品をどのように生み出せば良いのか。
結局は注目されなければ、「閲覧回数も上がらない=見てもらえない・そこから久喜へ興味関心を持ってもらえない」ということで終わってしまいます。
函館市は、民間企業に制作を委託することで、行政では企画できなかったイカール星人が生まれたことは間違いありません。
また映像作品公開後少し経った作品の活用について興味がありました。
函館市は新たな作品を用意する予定はなく、現在の映像作品を観光情報として公開していくことになりますが、新鮮な状況がずっと続く訳ではありません。
久喜市の映像作品も既存の露出をどのように増やしていくのか、また古くなってもそのまま活用し続けるのか、更新していくのか、今後の扱いを考えていかなければなりません。
■ 新井けんプロフィール
|
久喜市議会議員 / 久喜市(旧鷲宮町)出身 37歳 昭和53年生まれ。埼玉県立伊奈学園総合高校、法政大学法学部政治学科を卒業後、国立研究開発法人科学技術振興機構および越谷市役所の行政経験、ITベンチャー企業の民間経験を経て、現在久喜市議会議員1期目。「できない理由を考えるより、できる方法を考える」ことを信条に活動中。
|
twitter @araiken 新井けん(久喜市議会議員)
fecebook 【久喜市議会議員】新井けん応援ページ
← こちらより友達追加!
← 1日1回1クリックをお願いします!
いつもありがとうございます♪
「政治ブログ 政治家(市区町村)」の人気ランキングに挑戦しています