《低投票率は何を意味するのか》統一地方選（後半戦）投票日をむかえ

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こんにちは、新井けんです。

本日２６日（日）は、統一地方選の後半戦、全国市区町村の首長や議員を選ぶ選挙の投票が行われています。
新井も前半戦は、埼玉県議会議員一般選挙に臨む各陣営の応援に行き、後半戦は、市議会議員一般選挙に臨む各陣営の応援に行きました。

「選挙の借りは選挙で返す」という格言のとおり、昨年の自分の選挙をお手伝いして頂いた方の陣営にはお伺いさせて頂きました。
また、自分の所属する青年会議所に関係する方の陣営、友人知人からご紹介のあった方の陣営にもお伺いさせて頂きました。
自分にとって身近な仁義を果たさなければ、多くの方への仁義も果たす事はできないと考えます。


○ 投票率の低下は下げ止まらない？

さて、前半戦の埼玉県議会議員一般選挙の投票率が３７．６８％（前回より１．８５％減）、さいたま市議会議員一般選挙の投票率が４０．３９％（前回より３．２１％減）という状況で、毎回投票率は低下している傾向があります。

また、久喜市で行われた埼玉県議会議員一般選挙の投票率は４１．１５％と県内平均を上回りました。
投票率が県内平均を上回った主な要因は次のようなことでしょうか。

【要因】
・多くの方に支持されている候補者が複数人、出馬したこと。
・出身地域がある程度分かれており、地元意識が高まったこと。
・自民党候補者 VS 上田知事の応援する「プロジェクトせんたく」候補者が注目されたこと。


○ 投票率向上策に工夫を！

統一地方選後半戦の投票日をむかえ、投票率はどんな結果となるのか注視しています。
（市区町村議会議員選挙は、地元の代表を応援することから投票率も県議会議員選挙と比べれば高くなりますが…）

これまで投票率向上策については、”新井けん”も平成２６年６月定例会で一般質問しています。
→　《６月定例会》市内商店と連携した投票率向上策を提案！［一般質問①］

確かに、物的な充足感がある現代の豊かな社会では、政治に期待することもなく、無関心になってしまう傾向はあるのだと正直感じます（高度成長期を含めた時代は、政治的な判断、政策により自分達の生活が目に見えて変わったのだと思います）。
しかし、政治判断の高度化、政策の複雑化という傾向の中で、「自分たちが何とかしないと！」という気持ちを忘れ、政治的無関心でいることは、問題解決できなく、さらに負のスパイラルに陥ってしまいます。

選挙は、無関心な方にも興味関心を持って頂くことのできるキッカケとなるイベントだと思っています。
正直、行政側の選挙管理委員会だけでは人手、予算等の限界もあるので、うまく連携して地元の方々に協力して頂きながら、投票率の向上に繋げていかなければいけません。

＜最近の事例＞
★　熊谷市の商店関係者らでつくる「まちなかモール委員会」
→　１２日から、投票証明書を持つ人に市内の飲食店など計８店舗で料理１品を無料で提供するなどの特典を実施。
★　さいたま市など３市町で運営する「温泉道場」（ときがわ町）
→　昨年１２月の衆院選に続き、投票証明書を持つ客の入館料をほぼ半額。

★　越谷市の県立大と文教大
→　１０日、投票啓事業に大学生が参加する「県選挙カレッジ」の学生２人が、投票日が書かれたウエットティッシュ約１千個とガム約６００個を学生に配った。

また、選挙権を「１８歳以上」に引き下げる公職選挙法改正案が今国会に成立する見込みのようです。
１８歳以上への選挙権付与後の最初の選挙において、どのような投票行動になるのか興味があるところですが、本来は義務教育の中で、選挙の疑似体験や政策立案、行政、議会の役割、仕組みを教える機会を増やしていかなければいけないのではないかと考えます。

■ 新井けんプロフィール

久喜市議会議員 ／ 久喜市（旧鷲宮町）出身　３６歳 昭和５３年生まれ。埼玉県立伊奈学園総合高校、法政大学法学部政治学科を卒業後、独立行政法人科学技術振興機構および越谷市役所の行政経験、ＩＴベンチャー企業の民間経験を経て、現在久喜市議会議員１期目。「できない理由を考えるより、できる方法を考える」ことを信条に活動中。

twitter　@araiken　新井けん（久喜市議会議員）
fecebook　【久喜市議会議員】新井けん応援ページ

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