国際社会からも不信任だ | 荒井広幸 草の根 ブログ

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荒井広幸(あらいひろゆき)参議院議員 オフィシャルブログ

今年のサミットは例年より早く5月26日27日に仏・ドーヴィルにおいて開催される。
世界の日本政府に向ける視線はきわめて厳しい。日本政府からの説明は不足。日本はどうなっているのか?危機管理は?情報公開は?
「福島第一原発の汚染水を海水に流したこと」に対するその理由とその裏付けとしての原発の状況、特に炉心に近いところに関しての情報が明確でなく、これらほとんどの情報開示が不充分であることは幾度も政府・与野党会議の場の例で書いた通りである。
事前に連絡がない。説明不足。外国に対し、どうしてそうした処理が必要で、そのあと海でつながる各国にはいかなる影響を与えるのか等々を手続きをとって丁寧に、心を砕いて説明と協力を求めずして日本政府の行動を理解できる国はあるのだろうか?
こんな状況でサミットのメンバーだからといって、のこのこ菅さんは日本国の代表だと言って出席するつもりだろうか。5月21日には日中韓首脳会議も予定されている。日本人として恥ずかしい。
長年にわたり、戦争の教訓から平和国家として世界と共に歩んできた私達の日本にとって、突然のしかも未曽有の大地震→つなみ→原発事故→放射能風評被害にみまわれたからと言って、甘えやご都合主義が許されてよいというものではあるまい。そうならないため、菅さんは万全な体制をつくるために、自らポストを増やし、会議をいくつも設置したではないか。成果が全く見えない。むしろ混乱しているだけである。

さらに、驚がくの事実を聞いた。
IAEAの4月6日(現地時間)の会合においては、この放出後にもかかわらず、(直近のこの汚染水を放出したという人災について)日本側からはすすんで説明しなかったというではないか。海外諸国からの質問が出て、話したという程度と聞く。政府に確認させてもらいたい。
もしこれが事実としたなら、菅内閣と民主党は、世界各国からの信用を完全に失ったと言えよう。
国内ではすでに信頼を失っていた民主党・菅内閣にあえてお願いするしかない。菅さん、民主党さん。さすがに日本をだめにする気はないと信じたい。「何卒、サミット前に下野し、政権を野党にゆだねて下さい」と。
そして機をみて、選挙を行い、菅民主政権で失われた日本の信頼を一歩一歩取り戻し、同時に被災者の支援と原発対策を抜本的見直しとともに前進させて、日本と日本人の再生を果たさなければならない、と考える。

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