泳ぎすぎ | 1/100000の戦い

1/100000の戦い

10万人に一人と言われる進行性のガン「悪性黒色腫」 ある日突然「残念な結果ですが、あなたはガンです」と告知を受けました。 なぜ自分が? さまざまな葛藤がありましたがなってしまったものは仕方ない… さぁこれからどう戦っていくか… ガンのこと 水泳のこと

本日も 水泳の話を。



わたし このところ こんなに泳いだことがない!というくらい 泳いでいます。 



目指すは 11月3日の 1500mのレース。



毎年 町田で開催される このレースは わたしにとって ちょっと特別なレースです。



何が特別なのかというと このレースをきっかけに 私自身が マスターズ大会に出たいと思うようになったからです。



はじめて出たのは たぶん 29歳の時。



この時から 毎年出ているこの大会。



わたしにとって 年に一度の 「本気」になれるところです。



これまでも この町田のために 9月くらいになると 泳ぎはじめ 10月には 暇さえあれば泳ぐようになり 当日は とにかく 全力を出し切る・・・



残念ながら いつもいい結果 ・・・ということには ならないのですが 結果はともかく この大会に向けて がんばった課程に 満足してきました。



2年前 41歳の時に ガン告知をされ 大きな手術をして 抗がん剤とインターフェロンの化学療法が始まりました。



この年は 泳ぐなんてことは できる状況ではありませんでしたが この大会だけは思い入れのある大会だけに 出場はできないと思っていましたが エントリーはしてありました。



大会の日は 抗がん剤の2クール目の退院した日。



午後2時ころ退院して 入院着のまま 町田に向かい 午後4時ころ レースに出ました。



もちろん 泳いでもいませんでしたので 結果は いいはずがありませんが とにかく 町田に出たい!という思いと 来年はないかもしれない という思いで レースに出てしまいました。



今思うと この頃は 抗がん剤を始めたばかりで それほど 白血球の値も低くなかったので 感染せずにすんだのだと思います。



感染の怖さは この一年後に思い知らされることになりましたが・・・



抗がん剤は とりあえず 6クールが終了し インターフェロンだけの化学療法になり じょじょに 白血球も増えてきて 感染することも少なくなってきました。



感染したり 熱が出たり リンパが腫れたり・・・ このようなことがあると 泳ぐことができなくなります。



レースがどうのこうのというより 今は 泳げることが 幸せです。



体調も良く 治療もなく こんなに泳げる日が続いていることが うれしくて仕方ありません。



そんな幸せな気持ちが大きいので 泳げる日は 泳いでしまいます。



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そして またしても 泳いでしまいました。



火曜日は 長水路でのスクールでした。



後半の時間で 皆さん一緒に 「100×12 2分30秒サークル」をやりました。



泳ぎ方は ご自由に!



わたしは サークルに余裕があるので 全部飛ばして泳いでみることにしました。



目標は 全部1分15秒以内。



結果 1分11秒が5本 1分10秒が4本 1分09秒が3本 と 目標を上回るタイムで泳げました。



調子に乗って 再び長水路で練習を・・・



メニューは 「200×20本」



全部 3分サークルでやろうと思い スタート。



しかし・・・ 



4本が終わった時点で そんなに頑張らずに 2分40秒くらいで泳げていたので 無謀にも 4本ずつサークル上げて やってみることにしました。



200×4 3’00



200×4 2’55



200×4 2’50



200×4 2’45



200×4 3’00



長水路で 2分50秒サークルと 2分45秒サークルを回ったのは 初めてのこと。



とにかく 途切れずに かみ合わせることだけに集中。



2分45秒サークルは 3秒くらいしか休めませんでしたが なんとか回ることができました!



完全に泳ぎすぎているので 体調が良くても がんばるのは今週までに!?



来週は 神の手に 調整をしていただき 泳ぎもゆるゆるにして 町田に挑む予定です。