しこりの正体。。。 | 1/100000の戦い

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10万人に一人と言われる進行性のガン「悪性黒色腫」 ある日突然「残念な結果ですが、あなたはガンです」と告知を受けました。 なぜ自分が? さまざまな葛藤がありましたがなってしまったものは仕方ない… さぁこれからどう戦っていくか… ガンのこと 水泳のこと

具合が 悪すぎです。。。

日曜日までには 復活したいと思いますが。。。

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7月8日の続きです。。。

しこりの正体がわかりました。





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名前が呼ばれ 診察室に。。。





ひととおり 治験の報告をしました。。。





「あらいさんは 治験ができて 本当に良かったですね。」



「はい。」 





治験のお話が終わり 気になる しこりのお話を。。。





「あと 気になる しこりが 突然できたので 診ていただこうかと思って。」



「いつからできたの?」



「一つは 以前からあったもので あとは多分 昨日 急に出たものだと思います。 来週 全身画像検査があるので 今日はエコーでもとってみたらどうかな・・・なんて思ったのですが。。。」



「では しこりのあるところを含めて 全身 診てみましょうか。」



処置室のベッドで横になり 一つずつ 診ていく。



「まず 右足の大腿部なのですが。。。 ここはリンパとは関係ないかと思うのですが。。。」



「あ~ これね。 はいはい。。。」



「次は 昨日 急に出たと思われる 左腕の内側です。 これはリンパに沿っているような。。。?」



「あ~ これね。 なるほど。。。」



「あと 左の背中なのですが ここは痛いです。」



「これは ずいぶん大きいわね~ はい。 わかりました。」



「こんな ところでしょうか。」



「左脇腹の 肺の手術でドレーンを入れていたところにも しこりがあるわね。」



「あ そうですか。。。」



ひと通り 診ていただき 診察室に戻る。



「この気になるしこりは なんでしょうかね??」



「う~ん。。。 残念だけど 今 診た4ヶ所は すべて メラノーマの悪性腫瘍ですね。。。」



「あ 悪性腫瘍・・・!? ・・・て ことは??」



「そうです。 がんの転移です。 組織を取って調べればハッキリわかりますが わたしも長年 皮膚に上がってきた腫瘍を触診していますが 悪性かどうかは 触ってすぐに分かるので エコーをとらなくても これは 間違いないと思います。」



「て 転移ですか。。。」



「残念だけどね。。。 あらいさんの場合 肺と 肝臓にも転移をしていて いま治験中で 来週 画像検査もあるから 今からすぐに ガンセンターの山崎先生に連絡して どうしたらいいか 相談してみてください。 こちらの病院でできることは すぐに対応しますので。」



「はい。。。」



「でも 一日で こんなに たくさん転移してしまうなんてね。」 



「転移じゃないといいなぁ・・・と 思っていたのですが。。。 これは切って取るのでしょうか?」



「そうね。 切る方法もあるけど すべては 山崎先生の判断にお任せしましょう。 痛みがあるなら 痛み止めは出せるけど ロキソニンは まだある?」



「おうちに 山ほどあります。。。」



「じゃあ 山崎先生の診察が終わったら また連絡ください。」



「はい。。。」





またしても 転移。。。





しかも 同時に4ヶ所も。。。





あまりの転移の速さに ビックリ。。。 





まさかとは思ったのですが 「4ヶ所も同時に転移」と告知され フラフラしながら 診察室をあとに。。。





すぐに ガンセンターに電話をしました。



山崎先生は 手術中とのこと。 



どうしよう。。。



頭がパニックで 思考が働かない・・・!?



そうだ。 



治験の先生に 電話をしてみよう。。。



「はい。 治験室 ○○です。」



「あ あのう。 ニボルマブの治験を行っている あらいと申しますけど。。。」



「あ~ あらいさん。 どうされました?」



「そ それが。。。 しこりが しこりが。。。 いま病院で それが転移で 4つもあって 山崎先生は手術で。。。」



「あらいさ~ん 大丈夫ですか~? お話をまとめますと 『しこりができて 転移と診断されて 山崎先生に相談』ということでいいですか?」



「は はい。 そんな感じです。」


「では いまから 明日の山崎先生の予約を取りますから 取れたら折り返し電話をします。 必ず電話に出てくださいね。」



「は はい。。。」





しばらくして 電話が。。。





「治験室の○○です。 あらいさんですか?」



「はい。」



「明日 山崎先生の予約は いっぱいなので 午前の早い時間にねじ込んでおきました。 明日は 早めの時間に来てください。 予約ではないので いつ呼ばれるかわかりませんが 受付だけ 早めにしておいてください。」



「わかりました。」



「気を落とさずに。 わたしも 山崎先生も 全力でサポートしますから 大丈夫ですからね。」



「はい。。。」





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この日は 午後からレッスンが。。。





この状態で レッスンができるだろうか・・・!?





気を取り直し プールへ向かいました。