すっかりラオスのヤモリにハマった今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。豆知識の追加です。ヤモリは「家守」と書き、家を守る爬虫類。イモリは「井守」と書き、井戸を守る両生類。トカゲは「蜥蜴」と書きますが語源は、「戸陰(戸の陰に潜む)」または「敏駆(俊敏に駆ける)」。どれも最近、家では見かけなくなったから涙目。
さて、今回は心に残る言葉を3つご紹介。
海外生活をしていると日本語に飢えます。やたら新聞を読みたくなってみたり、演歌をしんみり聞いてみたくなったりします。日本人なんて発見した時にはもう、気付いたら話しかけちゃってたりします。それだけに、本当の言葉は心に沁みます。
まずは、最近読んだ本『題名ど忘れ』から、夢や希望を叶える秘訣を紹介。
「人は自分や他の人のために+(プラス)のことも、-(マイナス)のことも言う。口から言う。
『吐く』という字は『口と+(プラス)-(マイナス)』からできている。愚痴や弱音ばかり吐いていては、プラスマイナス0でいいことなんてありゃしない。
だけど、苦しい時や夢・希望を追う時に、マイナスなことを言わないでみよう。するとプラスが残って『叶う』という字ができる。
愚痴や弱音を『吐かず』に、ひたすらに努力する人は夢や希望を『叶える』ことができる。」
なるほど。マイナスの言葉って聞いている人にとってもいいもんじゃないからね。本当に『吐いて』ばかりいては人にも運にも見放されちゃうよね。二日酔いで違うものを吐いてばかりの自分に反省。
続いては、ネットで話題の『正範語録・渡辺勇治作』から、努力の価値についてご紹介。
「実力の差は努力の差
実績の差は責任感の差
人格の差は苦労の差
判断力の差は情報の差
真剣だと知恵が出る
中途半端だと愚痴が出る
いい加減だと言い訳ばかり
本気でするから大抵のことはできる
本気でするから何でも面白い
本気でしているから誰かが助けてくれる」
なるほど、なるほど。努力が苦手で責任感が無く、苦労はしたくない僕は、どうすればいいかという情報を本気で集めている時点で、判断力に欠けている。大抵のことができなくて困ってます。
最後は、友人が教えてくれた、茨木のり子さんの『自分の感受性くらい』から、「ばかものよ」で終わる手厳しいお言葉を紹介。
「ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ」
うぅ、なるほど。。。自分の感受性を守れないことを自分のせいにしてみれば、ばかものではなくなれるかな。そもそもがただのばかものか。うぅ、厳しい。
ラオス語が心に沁みるくらい理解できるようになりたい。「ぼーぺんにゃん」に救われる毎日です。。
と、いうわけで、心に沁みる日々の言葉を大切に海外生活に励んでいきたいと思います。暮らしのせいにはするな、か。。。