梅雨の降り続く今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。梅雨(ばいう)はもともと黴雨(ばいう)と呼ばれており、「黴(かび)が生えやすい時期の雨」が語源と言われています。ラオスの黴雨は強烈。箸、まな板、ベッド、靴・・・油断するとあらゆるものが黴る。黴どころか家にキノコが生えて涙目。


 5月3日、パクセー郡教育局主催チャンパサック教育研修会が開かれました。

チャンパサック県全10郡から教育関係者を招いての一大イベント。


僕もこの研修会に教育局から直々に招待され、是非ラオスで作成している指導案や教材・教具を展示・紹介してほしいとの依頼を受けました。これは招待というのか?。。。

 まぁ、僕にとっても、県内の教育関係者に教材を紹介する願っても無いチャンスだったので快諾

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 パクセー郡教育局。普段、   今日は一大イベントとあって、    

 顔を出していない。がんば   建物もおめかし。ラオスでは

 って、もうちょっと来よう。    お祭りの時は虹色テントが定番。


 教材展示スペースとして2つのテントが用意されていました。それでも並べきれない教材の数々。結構たくさん作ってきたんだなぁと改めて実感。 


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  所狭しと並べられた算数教材。   左から2番目が現在のカウンター

  意外とがんばっているのです。    パート。 右二人は郡教育局の

                        教材開発担当者。


 まずは、国歌斉唱と国旗掲揚でイベントの始まり。その後、知事、郡教育局長、県教育局長の報告があり、舟を漕ぐ人が増えてきたところで、子どもたちによる踊りの披露。


 それらが終わるとラオス好例のリボンカットとバルーン飛ばし。この風船、いつもどこまで飛んでいくのか気になる。意外と楽しい。

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 幼稚園児から中学生まで、一生   好例のバルーン飛ばし。いつも赤・白・

 懸命練習してきたであろう踊りを   青の風船。ラオスの国旗の色なの

 披露。とっても上手。          でしょう。


 そして、いよいよ教材披露のお時間。知事を先頭に、各郡の教育局長たちが大名行列のようにやってきました。知事が教材展示スペースに来ました。一通り見て「がんばっているね。」と声をかけてくれました。ありがたいことです。

 しかし、僕のターゲットは教育関係者たち。さぁ、紹介するぞ!っと思ったら、知事の後にくっついてみんな去って行ってしまうではありませんか。

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 まるで大名行列。よほど地位の高   教材展示コーナーを見てくれています  

 い人なのでしょう。最上級の歓迎。   す。しかし、その間わずか1分。
  でしょう。最上級の歓迎です。    


 あれ?これでおしまい?まさかねぇ。



 はい。これでおしまいだったのです。あとは、ただ宴会あるのみ。。。

 何も伝えていない。これじゃあ、まるで飾り。。。そうか、初めから飾りだったのか。。。今すぐさっきの風船と一緒に飛んでいってしまいたい気持ち。カールじいさんね。


 しかし、こんなことで落ち込むような男ではありません。この出来事がついに僕のあのスイッチを入れてしまうことになったのです。

 やる気スイッチとか、本気スイッチではありません。そうです、電源です(笑)。


 まぁ、顔を知ってもらういいきっかけにはなりました。今度は、自分の力で切り開いていけばいい。


 自力本願。がんばるぞ!