小蝿が大量発生している今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。「五月蝿い」と書いて「うるさい」と読みますが、ラオスの小蝿達は目の前をうろちょろして本当にうっとおしい。日本も昔はこうだったのかもしれない。必死で叩こうとするが逃げ足が速い上に、顔の前にすぐ戻ってくる。遠くから見るとかの名芸“バウバウ”をしているようにしか見えなくて涙目。


 さて今回も、今さらですが、ピーマイ・ラーオ2555年!!1日目:ワン・ソンカーン・ルワン(大晦日)編のお話です。

 ヒロのらおす日記

 首都ビエンチャンから、朝一のフライト(写真・上)で降り立ったのは、世界遺産・古都ルアンパバーン


 朝一とは言っても、着いたのは10時近く。街はもうすっかりピーマイ水掛けモード

 ヒロのらおす日記   ヒロのらおす日記

 空港から街まで向かう道のいたる所で水かけ。どうやら水かけには、遠くからバケツや水鉄砲といった武器を使って放水してくる“間接攻撃”(写真・左上)と、零距離で流し込んでくる“直接攻撃”(写真・右上)があるようだ。

 前者は、特殊武器として水風船やホースなどがあって厄介。水風船は、風船ではなくビニール袋だったりもして、当たっても割れないで痛いだけのものがあるから精神的ダメージが大。

 後者は、会心の一撃みたいなもので攻撃力が高い。全身ずぶ濡れになる上に、顔に粉や炭を塗りたくられることもあるので要注意だ。


 ヒロのらおす日記   ヒロのらおす日記

 ルアンパバーンの人気カフェ『ユートピア』(写真・左上)に避難したのですが、残念ながらこの日は日中はお休み。


 街で待つこと1時間。日本から会いに来てくれた家族と合流(写真・右上)。ラオスで自分がどう変わったのかわからなくて、久々に会うのがなんだか照れくさい。どうやら、「あまり変わってない。」らしい。まぁ、そんなもんでしょ。


 早速、みんなでメコン川の中州の砂島へ移動。


 この日は本来、水かけを行わずに家族で『ドンサイ・モンコン』という仏砂塔を作り、お供え物をして十二支と八支の旗を立てる日。

 水をかけれないから、替わりに粉や炭、色水といったものが人にかけられるようになってきたそうな。嘆かわしい。


 家族で作る砂塔が美しければ美しい程、その年が幸運になると

信じられています(写真・左下)。


 因みにラオスも干支は十二支と八支の2種類。


 十二支で日本と違う点は、羊(未)の替わりに山羊、猪(亥)の替わりに豚となっているところ。


 ラオスの人たちは『トープン』と呼ばれる八支の旗を使って、占いをするそうです。八支には、獅子、猫、クット(鳥人)、牛、象、ネズミ、ナーガ(蛇)、虎があります。男性は上から、女性は下から自分の年齢(数え年)分数え、どの動物になるか確かめます。その動物によって、その年の運勢を占います。

 ヒロのらおす日記   ヒロのらおす日記  

 伝統的な行事の横では、何やら賑やかにビーチバレー大会(写真・右上)。この砂浜を見ちゃったら、やっぱりやりたくなるよね、ビーチバレー。個人的にはスイカ割りもしたい。日本人の友だちもたくさん観戦に来ていてびっくり。


 ヒロのらおす日記   ヒロのらおす日記

 対岸の村を散歩。北部の名物カオ・ソーイ(写真・左上)を発見。やっぱり、美味しい。

 砂島は賑わいを増して、なんとロケット発射!(写真・右上)。ラオスにはロケット祭りというお祭りがありますが、それは5月。これはただの巨大ロケット花火のようです。

 

 ヒロのらおす日記   ヒロのらおす日記

 街の奥にかかる竹橋(写真・上)を渡って、前回訪れた織物の村へ案内。残念ながら、村人のほとんどが祭りに出かけてしまっていたため何も見られず。休業中。ピーマイだもんね。
 折角来たので、橋の横手にある幻の喫茶店へ。うっかりすると見逃してしまう小さくて、あまりに自然と同化しているこのお店、最高の夕日スポット。みんなでメコン川と綺麗な夕日を眺める(写真・右上)。

 ヒロのらおす日記
 夕日を満喫した後は、ルアンパバーン名物のナイトマーケット。さすがに観光客が多い!道が狭い!歩くだけでも一苦労。ふぅ。

 ナイトマーケットから小路に入ると、そこには屋台村(写真・上)。ビアラオ(ラオスビール)、カオニャオ(もち米)、ピンパー(焼き魚)、ピンカイ(焼き鳥)、タンマークフン(パパイヤサラダ)、カオラートナー(おかずぶっかけご飯)などの、ラオス料理の大半がここで食べられます。みんなここがとっても気に入ったようで、喜んでラオス料理を堪能してくれました。手づかみも辛いのも大丈夫みたい。うちの家族、タフかも。。。


 ホテルに帰ってちょっと晩酌をしながらおしゃべりをしたら、一気に疲れが出て、みんなおやすみモード。


 明日はいよいよパクセーに帰れる。何日ぶりの帰宅だろう。。。