ラオスの日差しが“暑い”どころか“痛い”今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。おかげで肌は真っ黒。黒いと細く痩せたように見えるらしい。体重は9kg落ちましたが、ビール腹が成長中で涙目。
さて、今回は2月17~19日の3日間、ラオス北部のサイニャブリ―県で開催されたラオス屈指のお祭り『サイニャブリ―象祭り』のお話。
首都のヴィエンチャン以北へ足を踏み入れるのはこの旅が初めて。つい最近までダウンジャケットを着たり、湯たんぽを使ったりしていたと聞いていたので、相当な寒さことを覚悟していったら、半袖が丁度いいくらいの快適気候。
世界遺産ルアンパバーンから仲間たちとワゴンを貸し切って、朝早くの出発。AM6:00。北部は山岳地帯が多く、道も舗装されていない山道が多いので6時間位の車酔いを覚悟で行ったら、意外や意外。3,4時間でサイニャブリ―に到着!速いぞ、速いぞ、のび太クン(運転手につけたあだ名)。途中のメコン川越えもスムーズに渡してもらえて、予定より早く着くことができました。
会場へ続く道にはたくさんののぼり(写真・上)。凄い躍動感!この絵のような写真を撮りたい!
祭りは3日間ですが、ダイジェストで3日間をまとめてお伝えしますね。
2日目の朝は、オープニングセレモニー。サイニャブリ―県の様々な村から、それぞれの民族衣装を着て踊りを披露します。先頭を進むのは、ラオス女性の伝統衣装「巻きスカート“シン”」(写真・左上)。赤い襟元が印象的な伝統衣装は北部山岳地帯に多いヤオ族(写真・右上)。
北部にはモン族が多く暮らしています。同じモン族でも、さらに細かく分類され、衣装も様々。上の写真はどちらもモン族。
赤い鉢巻とパンツで何やら戦いながら進むのは、“ムワイ・ラオ”の踊り(写真・上)。タイで有名な“ムエ・タイ”ですが、ラオスでは“ムワイ・ラオ”と呼び、同じ起源を持っています。
民族の踊りが終わると、いよいよ、ついに象たちのパレードが開始!何と!60頭以上もの象たちが列を作り、悠々と進んでいく姿はまさに圧巻。
そして、そのうちの一頭がポスターで見たあのポーズを!(写真・左下)おぉぉぉ!!!かっこいい!!!
右のどっしりした人は、かつてのルアンパバーン王国の王様(写真・右上)。この烏帽子は、王様しか被れないそうな。博物館に本物が展示されてます。
行進するだけが能じゃない!サイニャの象さんたちはいろんな特技を持ってます。おっちゃんこする象さんや絵を描く象さん(ペインティングショーは残念ながら観られず。。。)、寝っころがる象さん(疲れただけか?)やマッサージする象さん(写真・左下)など、様々です。会場ではあちこちに象、象、象。60頭もいるので至る所で象に触れることができます(写真・右下)。
中でも一際注目を集めていたのが、ケーン(ラオスの伝統竹管楽器)の演奏に合わせて歌う象さん(写真・左下)。歌い終えると、ちゃんと観客からチップを集めることができるから優秀です。。。
1万人を超えるであろう人ごみに少し疲れたら、車で15分程の場所にあるレストラン『ナム・ティアン』はいかがでしょうか(写真・上)。美しい湖を眺めながら、小さなロッジで美味しいラオス料理を頂いて、のんびり過ごすことができます。気持ちいい風を受けながらみんなでお昼寝をしました。湖には時々、あひるボートが現れます。ラオスにもあるんです!
会場の近くの丘では、革命記念塔もあります(写真・左上)。この丘からはサイニャブリ―の街の全域と豊かな自然を眺めることができます。
写真右上は、北部の名物庶民料理“カオソーイ”きし麺よりさらに平べったい麺にじっくり煮込んだ肉みそを乗せたもの。これ、すごく好き。
祭りの夜を締めくくるのは、どこの国でもやっぱり“花火”!!ラオスの花火はどんなものかと楽しみにしていると、やっぱり最初は火の勢いが強すぎて文字が燃散ったり、不規則にパラパラと小さな花火が上がったりと、ぐだぐだ。はぁ、と思ってみていると、どんどん調子が上がってきて、終盤は迫力ある豪華絢爛な花火が上がり、テンションもぐっと上昇。会場からは「おおぉっ!」という感嘆の声があちこちから上がり、観客も大満足の花火ショーとなりました。
象を大満喫したサイニャ象祭りを後に、ワゴンに乗り込む12人のツアーは、この後、世界遺産ルアンパバーンへの旅へと続きます。