朝晩が少しずつ冷え込み始めてきた今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。抱き枕が意外と暖かくて、朝起きたら抱いている自分に涙目。ラオスの布団セットには必ず付いてくる必需品。


 さて、度々、お伝えしている自転車の旅「いきあたりばっ旅」の秘境編。


 今日は、昨日のマラソンの筋肉痛にもがきながら起床したものの、程よく雲がかかった、あまりに最高の旅日和に

「よし!どっか行こう!」

と、とりあえずパクソン方面を目指すことに。どっか、って。。。


 夕やけ1号に乗って出発するとすぐに、プチっと何か。


ん?何か踏んづけたかな?と、思いタイヤの下を見てびっくり!!!


 ついに見てしまった。。。ラオス各地で目撃話は聞いていましたが、まさかのびっくり。

そう、鋭い針と黒光りした強烈な存在感の“ヤツ”です(写真左)。

 

 

 

 

 

 

  

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 ラオス第二の都市パクセーでも、ちゃんといるんです。持ち上げてみると意外に柔らかい。体長は15cmくらい。ちょっと道を進むと、40cmくらいのヘビもたくさん(写真・右上)。自然が豊かな証拠ですね。

 パクソンを目指すこと1時間。脇道を見ると魅力的な看板を発見。どうやら脇道の先には『地球の歩き方』にもパクセーのパンフレットにも載っていない秘境の滝があるらしい。道路も舗装されておらず、車の往来も少ないその脇道は、まさに秘境へと続く道。これは行くしかないっしょ。急遽、予定変更。


 何もない道を、ただひたすら真っ直ぐ行くこと1時間。途中でまたもや魅力的な看板が。今度は、水遊びリゾートの看板。あまりに楽しそうな看板だったのでちょっと寄り道。

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 この「ワン・ナム・ジェーン」というこのリゾート(写真左上)、期待を遥かに超える完成度。高飛び込み台(写真・左下)や滑り台(写真・右下)などがあり、水遊びが存分に楽しめる上に、小さな水上コテージで食事や昼寝をしてのんびり過ごせるのです。    

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しかも!あの懐かしのスワンボートまで!(写真・左下)白鳥の顔がちょっと怖い(笑)けど、ぼーぺんにゃん(写真・右下)。

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 水遊びに来ていたバレーボールチームの人たちが、声をかけてくれて、お昼ご飯をご馳走になりました。こういうの嬉しいな。

 こんな秘境にこんな楽園があったとは。。。これから有名になっていくんだろうなぁ。


 ワン・ナム・ジェーンを満喫した後は、本命の滝を目指してまた出発。

 その滝はそこからたったの2.5kmしか離れておらずあっという間に到着。


 滝そのものはこじんまりとしていて、迫力には欠けるものの、何段もの岩盤を落水する理想的な形をした綺麗な滝。その滝を囲むように建てられたいくつものバンガローでは、滝を上から眺めること(写真・左下)も下から眺めること(写真・右下)もできて、食事や景観を楽しめる立派なリゾート地。

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 ここでも、行楽に来ていた家族に「ビール飲んでいきなよ!」と声をかけられ、タム・マークフンと一緒に美味しくご馳走になりました。

 ラオス人は、楽しい時間はできるだけ多くの人と共有しようという習慣があります。僕がお金を置いて行こうとすると、みんなでそれを止めて「ラオス人は、そんなことを好まないよ。」と教えてくれました。本当に親切だなぁ。


 帰り道でも、道を教えてくれたお店の人に「ちゃんと行けたよ。」と声をかけると、またもや「お兄ちゃん、一緒に飲んで行きなよ。」と声をかけてくれました。そこでもやっぱり陽気なラオス人たちが、ビール片手に一生懸命僕の話を聞いてくれました。楽しいなぁ。


 汗をたっぷりかいたけれど、同じくらいビア・ラオを飲んで、ラオス人の温かさに触れた幸せな一日でした。