こんにちわふたぬ~ん♪
↑辛うじて外干しできている
今日ももう買い出しは済ませました!
あとはもう引き篭もってブロイラーのような感じで
飯を食ってごろごろするだけです^^
肉付きがよくなるわけです^^
昨日の買い出しでもついでのBOOKOFFでコレクションが増えて
そろそろ音源取り込みをしないとと思って
昨夜も取り込み準備をしながら寝落ちしておりました!!!
今日は今月最後の日で今月の12冊目をどこまで読み進められるか
そんな読書も進めたいところだけど
午後はある程度音源の取り込みで終わってしまいそうな、、、
宮下奈都「たった、それだけ」
5月28日~5月29日
月末の28日に読み始めた5月の11冊目でしたから
自然と薄めの文庫を選択したわけですが
5月はまだ宮下作品を読んでなかったのもありました!
海外営業部長の望月がNGOがらみの贈賄事件の首謀者として
遁走し逃走して出社しなくなった会社のとある日の描写から始まる
この望月という人物に絡む形で
愛人、妻、姉などの視点で紡いでいく連作短編形式の小説
第四話以降はその関係性が謎の人物たちが紡いでいって
意外な落としどころにたどり着くと
ようやく望月の事件の全貌が見えてくるという印象だけど
それまでのそれぞれの視点人物たちの心情を掘り下げていくことで
実は望月というひとりの人物の本質も垣間見えてくるのだ
望月はなぜ贈賄事件を起こしたのか
そして彼はなぜ突然逃亡したのか
さらに今はどうなっているのか
この著者には珍しい感じの作風だったかもしれません
もっと心情的に追い詰められていたり
社会のマイノリティだったり
或いは障害者に近い傷病者の視点で綴られる物語の傾向は
かなり抑えられていたといえるかもしれない
それでも犯罪者の娘という立場を描いていたり
その女生徒がいるクラスの担任だったりと
彼らがどう現実に向き合っていくかというような
希望の物語にもなっていたと思う♪
実は冒頭の愛人の話で
望月を社内告発をしたのは当の愛人なんだけど
望月をその渦中から逃げるように示唆したのもこの愛人
その愛人が託した彼を取り巻く未来が
最終話で見事に結実したようにも感じられるのが
この小説の秀逸なところだったんだと思う^^
有栖川有栖「壁抜け男の謎」
5月29日~6月1日
またしても火村&アリスシリーズではないけれど
最近はこの著者自体にしげるは相当入れ込んでいるわけで
そのシリーズ以外も制覇していこうと思っているところ♪
そうしたらショートショートも含む短編集だったわけで
意外と厚みのある文庫だったし
今月に少し食い込んでしまったものの
ほぼほぼ3日で読了することが出来たというわけでした!
もちろん本格ミステリーが中心だけど
中には冗談のようなショートショートもあり
パロディ?みたいなものやSF風の作品もあり最後は官能的なものまで
手を変え品を変えて読者を楽しませてくれる短編集でした!
収録されたのは90年代の最後から今世紀の初めにかけて発表されたものばかりで
時代的な古さを感じることがないどころか
最近社会的な日本人の意識が変わってきている感じまで
取り込み始めているような気までしてくるほど
今読んでもしっくり来るものばかりでした^^
ということで次は初期の分厚い長編が手に入ったので
そちらを読もうと思っているけど
ホントは先月の12冊目にそれをすると
絶対に今月に大きく食い込むことがわかっていたので
こっちの短編集を先に読んだというのが真相です^^
でも先月の読書を締めくくるには
最適な短編集になりました!!!
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