4月に読んだ本 ⑤ | しげる((あらはちく))はこうしてできている

しげる((あらはちく))はこうしてできている

そりゃまぁネットだから、書けることと書けないことはあるけれど
とりあえずさらけ出せることはさらけ出していくことが
ときには必要なんですよねwww~^^

おっはよ~にんぐりこ~げん!

 

 

 

ペタしてね

↑今日は運動会日和

 

 

 

今日は朝から隣の小学校のグランドが騒がしい^^

 

運動会である

 

 

 

かつて我が子たちが幼稚園時代から小学生の頃は

毎年家族総出で見に行っていたものだけど

家族の一番いい時代だったのかもしれません^^

 

まだ義父も義母も生きていたし!

 

 

 

 

でもそういう家族共通の思い出があるのとないのとでは

今を構成するそれぞれの中味も違ってくるわけで

こうしていつもの土曜日よりはるかにうるさい環境下でも

毎年微笑ましくその喧騒を聞くことで

家族の絆のようなものを思い出すのはしげるだけでしょうかね?

 

 

 

 

できればカミさんには共有してもらいたいところ^^

 

 

 

 

さて今朝もとりあえず放送大学の通信課題には取り組んでいて

ガンガン進むわけでもないですが今日の進行具合で

明日の余裕にもつながるわけですから

とにかくまずはブログを片付けておこうというわけです♪

 

 

 

 

 

梶尾真治「おもいでエマノン」

4月25日~4月29日

 

 

 

 

梶尾真治は「黄泉がえり」シリーズを少しかじっただけで

ここ数年集めるのに専念してきたわけですが

ようやくその代表作とも言えるこのシリーズに手をつけました!

 

 

 

 

既にもう30冊以上所有しているわけで

まずは最も古いこのシリーズにいつ手をつけるかという中での

満を持しての梶尾真治です^^

 

 

 

 

 

 

連作というわけでもないけれど実質は短編集で

エマノンという謎多き女性を巡るSFシリーズですが

この作品の大ファンだという漫画家の鶴田謙二が

カバーイラスト、口絵イラスト、そして各短編の扉絵と

すごい熱の入れようで装丁されているのがなんか嬉しい♪

 

 

 

 

さてそのエマノンなる女性

 

この表紙イラストのイメージなんですが

実は太古の生物としての記憶をすべて受け継いでいるという設定で

NO NAMEの逆さ読みでEMANONと呼ばれている

 

 

 

 

追々わかってくるからネタバレみたいになってしまうけど

既に1話目でその設定の謎みたいなのは明かされてしまうので書いてしまうと

母親から生れ落ちた瞬間に母の記憶をすべて受け継ぐということらしい

 

 

 

 

つまり地球の最初の微生物の時代の記憶から哺乳類へと至る記憶

その哺乳類から人類へといたる記憶まですべて

なんと30億年分の記憶が受け継がれて持っているというわけで

そんなエマノンに出会う行きずりの人たちとの関わり方を

短編形式で綴っている物語

 

 

 

 

もともと1979年から書かれだしたシリーズだけど

最初のエピソード「おもいでエマノン」は設定が60年代後半だろうか

 

 

と思っていると時代はどんどん前後する短編が続いて

明らかに現在でもそこまで進んでいないような科学の発明も出てきたりして

これは完全に近未来という設定も増えていく

 

 

 

 

 

かと思えばそれよりもはるかに古そうな時代の話もあれば

単に古い時代のエピソードとして歴史上や伝説上のことをエマノンが語ることもある

 

 

この自由奔放な感じこそがエマノンシリーズにふさわしいのかも♪

 

 

 

 

 

さてこの短編の各タイトルを見ると

梶尾真治が始めたわけでもないだろうけど

今でいう山手線の新しい駅名だとかはらいちのネタだとか

果ては伊坂幸太郎の「終末のフール」の各短編タイトルの

先駆的なニュアンスを嗅ぎ取ってしまう^^

 

 

 

おもいでエマノン

さかしまエングラム

ゆきずりアムネジア

とまどいマクトゥーヴ

うらぎりガリオン

たそがれコンタクト

しおかぜエヴォリューション

あしびきデイドリーム

 

 

 

といった具合でさらにこの先もこういったタイトルが延々と続く^^

それだけでなんか楽しくなってくる♪

 

 

 

 

 

 

宮内悠介「彼女がエスパーだったころ」

4月29日~5月2日

 

 

 

 

もっと簡単に読了できると思っていたら

今月の頭まで食い込んでしまいました!

 

 

これも短編集で2話目が表題作なんですが

どうやらフリーライターが主人公のようで

それが読み進めるうちにはっきりしてくるので

ある意味これもネタバレに近い確信的な記述になっちゃうかもです

 

 

 

 

 

そういう意味ではこれはれっきとした連作短編だったことが

最後にわかるような気もしたわけで

今日は普段書かないネタバレばかりになっちゃいそうです^^

 

 

 

 

 

まぁでもこれ以上は書かないほうがいいか^^

 

 

最初のニホンザルの話は日本中の猿が芋を洗い出したという

バタフライエフェクト理論のようなものをベースに

火を発見した猿の火神アグニの消息を追うという印象的な作品

 

 

そして表題作

彼女はどんなエスパーだったのか

そしてタイトルの意味から考えるとそれをやめているらしい

それがどんなストーリーになっていくのか

 

 

 

その他オートギミー手術や

こちらの心のままに形を変える水など疑似科学という分野を扱うわけで

当初の連載時は疑似科学シリーズと銘打っていたらしい

 

 

 

 

 

その果てにたどり着くこの連作短編の結末は

少しほっこりするところにあるわけです^^

 

 

でも疑似科学が本当かどうか実現性があるかどうかをおいても

著者が描ききったのは純然たるSF性である

 

 

 

 

 

そんな著者の挑戦した姿勢が評価されて

如実にこの作品に表れているように思います♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありゃ、昼になっちゃったな、、、

 

 

 

 

 

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