おっはよ~にんぐろりあえすてふぁん!
↑下半身短パンはまだ早いのか?
昨日から今日にかけては帰宅後は短パンで過ごしてますが
上半身はネックウォーマーこそしてないものの未だ冬装備の格好です!
で、少し下半身は冷え気味なんですが
毛布をかけていればちょうどいいくらいの感じで
まぁ日中はこれから暑くなってくる気もしますが
なんとなくやせ我慢で短パンにしてるだけのような土曜日の朝です^^
最近気になって入ってみた地下街のカウンターだけの中華が
思いのほか気に入ってしまった感じで
少し昼のバリエーションが広がった気がします!
その近くのステーキカレーも食してみましたが
こちらは値段の割りにいまいちだったかなぁ、、、
ステーキカレーなら秋葉のホームの立ち食いそば屋のほうが
価格もカレーの味も肉の量も絶品だったかもです^^
そういえば会社が移転してすぐにランチ難民みたいになって
結局新橋駅でずっと入ってみたかったゴーゴーカレーを試してみたけど
やっぱりというかカレーのルーの味がジャンカレーを求めていたので
どうもしっくり来なかった
あ~ジャンカレーが食いたいなぁ、、、
柚月裕子「あしたの君へ」
3月6日~3月9日
家庭裁判所の調査官というそんな職業もあったのかという題材!
基本的には家裁で題材になるのは未成年が絡むものが多くなるのか
連作短編形式で5編中3編が未成年者の環境調査だった
ある日出会った家裁調査官に憧れてこの道を目指し
研修で配属された望月大地
自分がこの仕事に向いていないんじゃないかと打ちひしがれながらも
大地が気づいたポイントからその問題を解きほぐしていくという
新米調査官の成長物語
一言も発することのない補導された少女が背負っていたもの
傷害事件を起こした優等生の少年の渇望
帰省した故郷で再会した同級生の抱えていたもの
離婚を望む中年女性の真意
そして親権問題に翻弄される子どもの気持ち
それぞれがこの著者らしい力作で
著作の検事シリーズのような新人バージョンみたいなものか^^
大地と同期の研修生たちがまたいい味をかもし出して
当初は達観しているように見えた彼らも目の前の問題に悩まされているようで
これは大地だけでなく彼らの成長物語の面も描き出している^^
まぁ柚月作品にもハズレはほぼほぼないけれど
これはちょっと箸休めのような読みやすい短編集だったかも^^
門井慶喜「小説あります」
3月9日~3月13日
第六章まで続く長編作品で、
順不同になりながらも「兄」「小説家」「弟」の3つのチャプターで展開する
兄・老松郁太は作家徳丸敬生の旧宅を用いた市立文学館の存続を願う文学青年
小説家・徳丸敬生は架空作家だと思うけどその生涯が小説家のチャプターで解説される
弟・老松勇次は突然父の会社を辞めた兄に代わって会社を継ぐ立場で兄を援助する
この他にも姉が登場して兄弟の仲を取り持ったり
徳丸の遺族が鍵を握っていてミステリー仕掛けにしていたり
実在作家ではないにも拘らず細部までリアリティがすごかったり
そこに兄弟の確執を絡めてかなり読ませる盛りだくさんな内容!
ある日郁太は神田の古書店で
徳丸自身のサインが入った著者の遺稿集を見つけるが
遺稿集に作家自身のサインがあること自体が偽物の烙印につながり
古書店では二束三文の価格だった
都下の架空のN市の文学館に契約職員として勤める郁太は
旧徳丸邸の遺品を数多く目にして筆跡も常に眺めているので
それがまぎれもない作家自身のサインであることを疑わない
ではなぜ死後に発刊されたはずの遺稿集に
作家自身のサインが記されているのか、、、
これが全体を貫くミステリーとなっている^^
徳丸の遺族が所有する品物や
この遺稿集の製本に携わった業者の秘密に迫ったりと
N市を飛び出して舞台もけっこう広がっていく
そして勇次が抱えるわだかまりは
実は郁太は経営に関する能力が自分よりはるかにありながら会社を退き
自分ではこの先太刀打ちできなくなるのでは?という
不確実性に対する不安に根ざしているともいえるわけで
なんとしても兄に経営陣に戻って欲しいというもの
なぜ郁太は徳丸をはじめとした文学作品に
会社を辞めてまでこれほど入れあげるのか
二人が姉の取り持ちで始めた「なぜ小説を読むのか」という問答のやり取りが
この長編作品の2つ目の謎解きのような形になっている^^
小説は読まなくても生きていける
それでも小説を読むことの意義を様々な方向に開陳しながら
徳丸という作家が仕掛けた壮大なトリックまで
かなり読み応えのある文字通りここに「小説あり」の
作品であり「ます」だったと思う♪
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