10月に読んだ本 ④ | しげる((あらはちく))はこうしてできている

しげる((あらはちく))はこうしてできている

そりゃまぁネットだから、書けることと書けないことはあるけれど
とりあえずさらけ出せることはさらけ出していくことが
ときには必要なんですよねwww~^^

こんにちわふたぬ~ん♪

 

 

 

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↑明日の冬を前に今日は暑い

 

 

 

今日は少しタスクをこなしたわけですが

基本の生活リズムはほとんど変わっていません^^

 

つまり相変わらずだらだらしている!

 

 

 

昨夜英語勉強会のためのテキスト筆写を進めて

今日はとりあえずここまでやっておけば大丈夫かもという感じまで

やってみたもののあとでもう少し

大学ノート1~2ページ分はやっておいてもいいかもしれません!

 

 

 

そして読書で先日から読んでいた小説を読了しました!

 

これは憂いなく通信課題に取り組むためにも

ここで読了しておいたほうがいいと思ったからで

あとはこのブログの後は買出しに出かけて

通信課題に邁進するつもりです^^

 

 

 

 

 

七尾与史「死亡フラグが立ちました!超絶リアルゲーム実況殺人事件」

10月20日~10月22日

 

 

 

 

このシリーズも短編集をはさんで4作目で

長編では3作目ということになります!

 

 

 

死神との対決、マヤの大予言で人類滅亡と

これまで想像を絶する展開だったわけですが

今回も面白いとはいえ少し派手さがトーンダウンしたかもしれません

 

 

 

 

 

というのも我らがヒーローである本宮さんが

早々に拉致されて閉鎖空間の戦場に送り込まれて

そこで生存者1名の椅子をかけて殺人鬼と戦うという展開

 

そしてこのゲームで出会う仲間たち3名とともにサバイバル戦を行うのを

秘匿サイトで実況中継されているというわけで

いつものドジでずっこけな陣内とのコンビがない分

常に緊迫感が漂っているのがこの作風に似合わないというか、、、

 

 

 

 

 

殺人鬼はアメリカで収監されていたシリアルキラーで

逃げ惑うのは元軍人の老ハンターや五輪金メダル候補の若手陸上選手

そして本宮さんも大好きな香港の美少女プロゲーマーという面々

 

 

 

 

 

その影にはこれまで死神を放ったり

マヤの予言にかこつけて人類滅亡を計ろうと暗躍した組織

フェアチャイルド家がからんでるんだけど

閉鎖空間での攻防が却って世界観を狭めてしまったような気がするわけです

 

 

 

 

 

 

小説だからついつい本宮さんの風貌を忘れてしまって

ただのかっこいい万能なお兄さんという印象になってしまうけど

実際の本宮さんは4頭身キャラのようなマンガチックな感じなので

本来はこれがコミックだったらもっと面白かったのかもしれません^^

 

 

 

 

だからこそ陣内が常に本宮さんのそばにいることが大切なのかも♪

 

陣内が常に本宮さんの風貌を思い出させてくれるから^^

 

 

 

確かに今回も陣内はようやく違法サイトにたどり着いて

本宮さんの奮闘振りを見守っているわけだけど

自分のみが危うくない分そういった本宮さんの

現実離れした風貌描写がほとんどなくなってしまったのかも

 

 

 

 

あのへんてこで身体バランスがおかしい本宮さんが

どんな敵とも対等に戦えるというその正確な実況を

実は陣内がこれまで担っていたわけだ!

 

 

 

 

ということで次作があるのかないのかだけど

しげるは次作に期待したい^^

 

 

 

 

 

 

山本幸久「幸福ロケット」

10月23日~10月24日

 

 

 

 

これはまたなかなかいい題材というか舞台を用意していて

今回は小学5年生の転校生 山田香な子が主人公で

大人ぶったような子どもたちの世界を生き生きと描いています^^

 

 

 

 

それまで文京区小石川の豪華マンションでお嬢様のような暮らしをしていたのに

ある日葛飾区のお花茶屋の賃貸アパートへ引っ越すことになってしまって

子どもながらに割り切れない日々を過ごしているんだけど

その香な子には3つの不幸があって

まず誕生日がクリスマスイブなこと

そして両親に比べて名前の画数が少なすぎること

さらにこの両親の仲がよすぎることだそうだ

 

 

 

 

 

どうやらお父さんはできるだけお母さんと一緒の時間を作りたいと

会社を辞めてしまったようで母方の祖父の経営する福園工務店勤務になってる

 

その工務店は母の旧姓なのでそっちの苗字のほうが魅力的でもあるらしい

 

 

 

香な子は実はかつてテレビのドキュメンタリー取材も受けた

当時の父の仕事に誇りも感じていて

なぜ彼がその仕事を辞めてしまったのかもおいおい明らかになっていくんだけど

現在の父親の姿には懐疑的になっているという

なかなか難しい思春期の女の子を描ききっていると思う

 

 

 

 

 

転校した小学校でコーモリと呼んでる男の子を

別に意識しているわけではないけれど

やがて彼との関わりの中で香な子自身がステキな出会いも経験する

 

 

 

 

ただそのステキな出会いはちょっとほろ苦くて切ない

 

 

 

 

 

そしてやがて父が仕事を辞めたわけを知り

コーモリとの切ない別れも経験して

きっと香な子は大きく成長しているだろうおという予感に導いてくれる

 

 

 

 

最後のチャプターはそんな香な子とコーモリに関わった

同級生たちが中学で進学の進路を決める頃になってのエピソードで

小学生時代に置き去りにされたようなエピソードの後日譚から

香な子たちの確かな成長が垣間見えたりするという微笑ましさで

どうやらこの部分だけはここで書き下ろされた話らしい

 

 

 

こうした子ども社会のストーリーにリアリティがあるのが

この作家の幅の広さを再認識させてくれたというところ^^

 

 

 

 

 

 

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