40,000文字も書いてないと思うんだけど、アメブロさんから40,000文字以内にしろって言われたので泣く泣く途中で切った前回からの続きです。
寒いけど眠い。
眠いけど寒い。
走りながら眠気を払う対策を試してみた。
【眠気撃退法いろいろ】
●歌を唄う
一番メジャーでお手軽
ただし、歌詞カードを見ながら唄うわけじゃないから、フルで唄える曲のレパートリーが少ないとすぐに飽きる
●声を出す
意味もなく、とにかく声を出す
通りがかりで目に付いた店の看板とか、道路標識とか、何でもかんでも読み上げる
そのうち飽きる
●スースーするものを食べる
ミンティアの大粒が最適だった
取り出しやすいのと、一粒で長持ちするのが長所
ただし、小粒版の「ドライハード」レベルの強度がない
今回は「あわよくば寝る」というスタンスだったので「眠眠打破」みたいに全力で眠気を飛ばすアイテムには手を出していない。
方針次第では、そういう「徹底して寝ない」方向性のアイテムも導入すべきかな。
なんだかんだと色々試したけどやっぱり眠くなってきたので、新たな仮眠場所に挑戦。
【仮眠場所・コインランドリー編】
大抵24時間営業。
屋根と壁と扉がある。
椅子がある。
機械が動いてて暖かい。
今回試した中では一番快適な場所かも知れない。
※但し、自分自身は心身のタイミングが合わなかったのであまり寝られなかった。
とは言え、2箇所のコインランドリーで数分ずつでも寝たおかげでゴールまで走る気力が湧いてきたような気がして、そのまま走り続けた。
スタート時刻から定時後ごと、つまり5時間後とか10時間後とか経過する度に「ブルベの足切りに対してどのくらい貯金があるか?」を計算していた。
スタートからの時間×15kmが足切りライン。
それに対する余剰距離÷15kmが貯金と考える。
折り返しの後、一時的に1.5時間の貯金ができたけど、仮眠にトライしたりして再び1時間しか貯金がない状況。
ん〜…
次第に明るくなり始めたので、羊羹を食べるついでにライトを全てOFFに。
VOLT200はリリーフながらなかなか良いサポート役として支えてくれた。
エコノムフォースは乾電池が使える汎用性を存分に発揮した。
VOLT800はメインライトとしての存在感と、驚くべきことに朝までバッテリーが切れることなく働いてくれた。
グッジョブ、ライトたち!
Mr.ガーミンのおかげでミスコースの恐れは無さそう。
そうなると、あと怖いのはパンク。
路肩の落下物に注意を払いながら、這うように6:45、PC5に到着。
スタートから23時間。
残り距離50km。
残り時間4時間。
単純計算で、12.5km/h以上の速度で走り続ければ間に合う。
もはや補給食すら身体が受け付けない状態だったから、無理やりにでもとゼリーを流し込む。
今回一番ダメージを受けていたのはお尻ちゃん。
まず痛みが出て来たのは、
尻骨ヶ丘1丁目及び2丁目。
※左右の座骨
続いて痛くなったのが、
腿玉境1丁目及び2丁目。
※フトモモの付け根とキ●玉の境い目
250km以降はシャーミークリームの追い塗りをしても痛みが治まらず、パッドがベタベタになって余計に気持ち悪い。
そうなると腕と脚で体重を支えるようになり、ダメージはそちらへと波及していく。
そんなわけで、太陽が昇る頃にはお尻と腕が限界を迎えていた。
けれども、青看板に「飯能・日高」という行き先が見えたり、通過するクルマが所沢ナンバーをつけてたりすると、ちょっと元気になる。
もう休憩も補給も取らずにペダルを回し続け、10:05にゴール!
412km、26時間20分。
貯金はわずか40分だった。
仮眠した後にコンタクトを交換するつもりだったのに、眠れなかったもんだから28時間ぐらい同じコンタクトを着けっぱなしで目が真っ赤。
寝られなくても交換だけはしとくべきだったと後悔しながら目薬を流し込む。
このあと一番辛かったのは、ホイールを外したFELTさんを後部座席に積み込むことだったのでした。
以上、ぼっちブルベで400kmの完結でございます。